〈一分7月12日号〉都知事選が5日、投開票を迎えました。84万票余りを獲得した、元日弁連会長の宇都宮健児さんのたたかいは、都内各地で…

 都知事選が5日、投開票を迎えました。84万票余りを獲得した、元日弁連会長の宇都宮健児さんのたたかいは、都内各地で市民と野党の共闘の広がりと深化を生み出しました▼選挙中、大きな話題を呼んだのが、小池百合子都知事の半生を描いた石井妙子さんのルポ「女帝」です。何重にも塗り固められた小池氏の経歴の虚飾を、綿密に描き出すとともに、政治家としての姿勢も詳細に追っています▼目先のパフォーマンスと自己演出で支持を集めてきた小池氏は、今回の都知事選では街頭演説や論戦を極力回避しました。目玉政策に掲げた東京版CDC(疾病対策予防センター)も、政策的な中身は不明のままです▼「女帝」では、07年の第一次安倍政権の際、防衛相に就いた小池氏が、わずか55日で、前任の防衛相時代に起きたイージス艦情報漏洩事件を持ち出して、「誰も責任を取っていない。私が責任をとる」と口実をつけて辞任した一部始終も描いています。そんな経緯もあり、小池氏には都知事の任期を投げ捨て、国政に転出するのではとの憶測も絶えません▼コロナ禍のもと、都政には、都民の暮らしと経済の課題が山積です。「監視の活動を続ける」と話す宇都宮氏。まっとうな都政を取り戻す運動も、引き続きの再出発です。

(東京民報2020年7月12日号より)

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