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カテゴリー:文化・芸術・暮らし
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【読書 今月の本棚と話題】 データで示す困難の実像 『就職氷河期世代』 近藤絢子 著〈2025年4月20日号〉
就職氷河期世代とは、90年代半ばから2000年代前半まで、バブル景気が崩壊して就職難だった時代に就職活動をせざるを得なかった世代を指します。その人口は約2千万、日本の人口の6分の1を占めています。 この時期、… -
【読書 今月の本棚と話題】 和解と友情と平和の歌 漫画『幸せなら手をたたこう誕生物語』 西岡由香 作 木村利人 監修〈2025年4月20日号〉
よく歌われている「幸せなら手をたたこう」の素敵な誕生の実話を漫画にしたのがこの本です。 この歌は1959年にスペイン民謡のメロディに木村利人が歌詞をつけて誕生しました。 いのちのことば社 2024年140… -
【読書 今月の本棚と話題】 現実世界教えない日本教育 『フランス人記者、日本の学校に驚く』西村カリン 著 〈2025年4月20日号〉
著者は日本在住20年のフランス人ジャーナリスト。男児2人を日本の学校に通わせている。母親の目とジャーナリストの目で日本の教育について様々に“驚く”が、日本の全ての子どもたちが基礎学力を身に付け巣立ってゆくことを称賛す… -
「負の連鎖」終わらぬ戦後 武蔵村山市 日本兵PTSDの資料館 加害と被害に向き合って〈2025年4月13日号〉
武蔵村山市に、戦争による兵士などの心的外傷後ストレス障害(PTSD)をテーマにした小さな資料館があります。「PTSDの日本兵家族会・寄り添う市民の会」の代表の黒井秋夫さんが自宅の敷地に建てたものです。戦後80年を経て… -
都議選・参院選へ 5月6日に文化の夕〈2025年4月13日号〉
日本共産党文化後援会は5月6日、新宿区立牛込箪笥ホールで参院選、都議選に向けた「文化の夕」を開きます。 松野迅さんのヴァイオリンコンサートのほか、吉良よし子参院議員と弁護士の太田啓子さんの対談企画、小… -
多喜二祭に300人 荻野富士夫氏が記念講演〈2025年4月6日号〉
杉並・中野・渋谷多喜二祭が3月9日、座・高円寺2のホールで開かれ、ロビーのモニターでの視聴を含め300人が参加しました。岩手、山形、富山など遠方からの参加者も少なくなく関心の高さを示しました。 今年は治安維持… -
落語会「菊太楼にきく」 原純子都議を聞き手に〈2025年4月6日号〉
落語家の古今亭菊太楼さんの落語家生活30周年記念企画第1弾として、「菊太楼にきく」が3月22日、タワーホール船堀(江戸川区)で開かれました。主催は落語・浪曲など日本の伝統芸能文化を学習する伝統芸能文化研究会です。 … -
街角の小さな旅56 一葉記念館と伝統工芸 最上層と最下層の社会を同時に生き〈2025年4月6日号〉
一葉記念館は、24歳余の短い生涯の間に22の小説と4千首をこえる和歌を世に送り出した樋口一葉が生活のため荒物雑貨・駄菓子店を開き、代表作「にごりえ」を書いた台東区竜泉にあります。(都営バス竜泉停留所徒歩3分・地下鉄三… -
5月4日から 九条美術展〈2025年3月30日号〉
九条美術の会が主催する「守ろう 生かそう 憲法九条 九条美術展」が5月4日から10日まで、台東区上野の東京都美術館で開かれます。展示会は入場無料。6日(火・祝)には、美術評論家の武居利史氏が「戦後日本の平和・労働運動と… -
【書評】絵本が刷り込む戦争美化 『増補版 戦時下の絵本と教育勅語』 山中恒 著〈2025年3月23日号〉
著者は、戦時下の体験を描いたノンフィクション『ボクラ少国民』シリーズなどで知られます。 「はじめに」で、「教育勅語」がどういうものか、自身の子ども時代の体験も交えて解説しています。元旦や紀元節(2月10日)な…