- Home
- 文化・芸術・暮らし
カテゴリー:文化・芸術・暮らし
-
【書評】止まり木のような言葉集 『愛のエネルギー家事 生活と気持ちが明るくなる、小さな提案集―すてきメモ303選』 加茂谷真紀 著
学校に行きたくないと言われたら「よくぞ言ってくれた」とほめましょう。そのあとで子どもの話に心から耳を傾け「そうかそうか、それはしんどかったね」とハグしてあげてください。(第2章 子どもの手当て) すみれ書房 2… -
【書評】世界構造の認識新たに 『ウクライナ戦争と分断される世界』 大西広 著
ウクライナ戦争が始まって7カ月を過ぎたが戦火は止みません。この間、対ロシアへの経済制裁に同調した国は36カ国と極めて少ないのに驚きます。戦争が始まったばかりの3月2日のロシアによるウクライナ侵攻非難決議への賛成が14… -
【書評】社会のあり方問う試金石 『学問と政治 学術会議任命拒否問題とは何か』 芦名定道、宇野重規、岡田正則、小沢隆一、加藤陽子、松宮孝明 著【書評】
2020年10月1日、菅義偉前首相は、日本学術会議から新会員として推薦を受けた105人のうち6人の任命を拒否しました。 本書が指摘しているとおり、背景には軍事研究に反対している学術会議を国家に従属する機構にす… -
高輪築堤 未発掘部分の完全保存を 吉良氏ら文化庁に聞き取り〈2023年1月22日号〉
JR東日本が進める高輪ゲートウェイ駅(港区)周辺の大規模な再開発の過程で見つかり、保存を求める専門家らの声にもかかわらず、大規模に破壊されてしまった、日本初の鉄道遺構「高輪築堤」をめぐり、未発掘部分の保存を求めて、住… -
初づくし2023年〈2023年1月1日・8日合併号〉
年玉を 並べて置くや 枕もと 正岡子規 今年の干支は卯う。もともとは「茂」という字で表現されていました。寅年に地表に姿を現した草木が地面を這うようにして成長する時期にあたります。今年は統一地方選挙があり、来… -
簡単だけど「私の味」で幸せなひとときを 料理研究家 時田昌子〈2023年1月1日・8日合併号〉
簡単でびっくり、おいしくてびっくりクリームパスタ 〈材料〉(2人分)スパゲティ(乾)150g、Ⓐ(生クリーム100cc、牛乳100cc、モッツァレラチーズ50g、ベーコン50g=細切り)、塩小さじ… -
【書評】国民総動員の危険な道 『帝国日本のプロパガンダ 「戦争熱」を煽った宣伝と報道』 貴志俊彦 著
帝国日本がアジアにおいて侵略戦争を遂行するためには、国民がそれを受け入れ、協力する状況をつくる事が不可欠でした。 帝国日本は、そのために戦争に反対する勢力を徹底的に弾圧する一方、あらゆる宣伝と報道によって国民の… -
【書評】「絵巻物」による記録 『関東大震災 描かれた朝鮮人虐殺を読み解く』 新井勝紘 著
1923年9月1日の関東大震災から来年は100年になります。どの震災も大きな犠牲者を出していますが、関東大震災では、多くの「人為的な犠牲者」が出たことを忘れてはなりません。 関東大震災の直後、東京、関東の周辺… -
【書評】モヤモヤ感の根源探って 『「日韓」のモヤモヤと大学生のわたし』 加藤圭木 監修/一橋大学社会学部加藤圭木ゼミナール 編
韓国のカルチャーが人気です。K‐POP、BTS、「愛の不時着」など。そんな韓流ファンの学生が英語の練習も兼ねて韓国の学生と交流すべく訪れます。少しばかりの「日韓関係」の知識を身に着けて、気分は格安海外旅行という感じで… -
【書評】読んで笑って図書館知る 『100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集』 福井県立図書館 編
図書館のカウンターには、日々いろいろな質問が寄せられます。最も多いのが「〇〇の本ありますか」でしょうか。 さて、こんな問い合わせを受けた時、図書館員(司書)はどのように正しいタイトルに行きついたでしょうか。 …