コンビナートが大火災に 新ルート訴訟 東京地裁で初の弁論〈10月11日号より〉

 羽田新ルート下の住民が危険にさらされているとして、同ルートの取り消しを国に求めた訴訟の第1回口頭弁論が9月28日、東京地裁で開かれました。

 訴訟は今年6月、川崎石油コンビナート上空の飛行をめぐって、「行政の裁量権を逸脱している」として、2点をあげて提訴したもの。一点は、新ルートの実施のため、コンビナート上空の飛行制限を解除した東京航空局長の通知(昨年12月16日)。もう1点は、国交相が定めた南風時の離陸経路が住民の生命、健康を害することを挙げています。

入廷する原告ら=9月28日、千代田区

 弁論では、川崎コンビナートで勤務経験のある原告らが陳述。支援者など約100人が集まった報告集会で原告の一人は「石油コンビナートは、大量の危険物や毒性物質がパイプラインでつながれている。コンビナートの地震の対策はあるが、空からの対策がない。落下物がパイプに当たれば、静電気火災の危険がある。火が付いたら消火できない大火災に。室蘭港の火災は28日間燃え続けた。バードストライクによる墜落を考えると身の毛がよだつ。コンビナート上空を離着陸に使う空港は世界に皆無」と訴えました。

 渋谷区在住の男性は「渋谷区議会は運用が始まった今年、被害を実感し、再度再考を求める決議を全会一致で議決した。町会長も過半数が新ルート運用中止を求める署名に名前を連ねている」などとのべ、裁判所の公正な判断を求めました。

(東京民報2020年10月11日号より)

カテゴリーから探す

記事を掲載時期から探す

最近の記事

  1. 最賃 全国平均1177円  今年度の最低賃金(時給)が全国47都道府県で3日出揃い、人口を加…
  2.  杉並区の岸本聡子区長は1日、区議会第3回定例会に物価高騰に対する緊急経済対策や防災対策を含む総額…
  3.  ひとり親世帯の月収は、20万円未満が76・5%(就労収入0円の人を含む)。約40%の世帯が月の食…
  4.  清瀬市の原田ひろみ市長は市議会第3回定例会が開会した1日、本会議で行政報告を行い、市内の高校生・…
  5.  古川橋病院(港区)の看護師の雇い止めをめぐる裁判が和解で終結したことを受け、8月31日、裁判報告…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

2020年10月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
ページ上部へ戻る
通知を有効にしますか? はい いいえ