天の川の輝き、永遠に 神津島が「星空世界遺産」〈12月13日号より〉

 伊豆諸島の神津島村の全域が1日(米国アリゾナ州現地時間)、NPO国際ダークスカイ協会(IDA、本部=同州)から、「星空版世界自然遺産」とも言われる、「星空保護地区」に認定されました。認定は東京では初めてで、日本国内では沖縄県の西表石垣国立公園に続いて2例目です。

赤崎遊歩道にかかる、天の川=撮影者:古谷亘、神津島村提供

 同制度はIDAが認定する光害の影響のない、暗く美しい夜空を保護・保存するための優れた取組をたたえる「ダークスカイプレイス・プログラム」の和名。神津島村は今年8月に申請していました。

 アダム・ダルトンIDAダークスカイプレイス・プログラムマネージャーは、都からの支援や新たな光害対策型照明の開発などの「努力と革新的な活動」を評価。「東京からジェット船でわずか4時間の場所に位置する、神津島の保護された星空は、都市部から訪れた多くの人々を感動させ、宇宙の神秘へと誘うことでしょう」とコメントしています。

 前田弘村長は2日、コメントを発表。「『星空保護区認定』の瞬間を心待ちにしておりました。認定された意義を深く受け止め、未来永劫えいごう、『この神津島の美しい星空』を保護していくことを誓う」とし、今後も受入環境を整備していくとのべています。

 現在、同村では、宿泊施設への予約がない人の来島はできません。

(東京民報2020年12月13日号より)

関連記事

最近の記事

  1.      毎年、ゴールデンウイークで高速道路の渋滞が話題になる。NEXCO東日本など高…
  2. 駿河台はJR御茶ノ水駅の南側の小高い台地にひろがる街です。地名のいわれは徳川家康の江戸入府に従って…
  3. 「この飛行機は425便JAL争議解決行きでございます。お座席におつきの際は皆様の安全のため、ゼッケ…
  4. 「都議会自民党」の政治資金パーティーを巡る裏金問題を受けて設置された都議会政治倫理条例検討委員会は…
  5.  消費税の負担の重さを「見える化」したグラフ、街頭宣伝でも使い続けてきました。演説会で「持ち歩いて…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

ページ上部へ戻る