当落線、勝利つかもう 五輪が大争点に 共産党躍進で命守る都政に
- 2021/7/1
- 都議選2021

都議選(42選挙区、総定数127)は7月4日が投票日です。日本共産党は31選挙区に31人、自民党60人、公明党23人、都民ファーストの会47人など、合計271人が立候補(表)。東京五輪開催の是非、新型コロナ対策を大争点に、共産党・市民と野党の共同候補対菅政権・小池知事を支える自民、公明、維新、都ファとの間で、一票を争う横一線の大接戦・大激戦です。日本共産党の小池晃書記局長は「みなさんの大奮闘で当落線上の大接戦まで押し上げていただいた。もうひと頑張りです。絶対に負けられない宝の議席、必ず勝たせてください。共産党の勝利でコロナと本気でたたかう都政を実現しましょう」と訴え、共感を大きく広げています。
ラストサンデーとなった27日、小池氏は全都を駆け巡り、定数3の北区では、住民を追い出し強行する特定整備路線(都道)建設と一体で再開発が進む十条駅前商店街で街頭演説。共産党公認で立憲民主、新社会との共同・統一候補である、そねはじめ候補(69)=現=と、自民、公明、都ファ、維新の5人で争う大激戦区です。小池氏は住民合意のない再開発による街壊しを批判。「十条の街を守ろうと訴え続けてきたのが、そねはじめさんだ」と紹介しました。
繰り返す新型コロナの感染拡大について、やるべきことをやってこなかった菅政権の人災であり、不十分なPCR検査や補償、医療を削る小池都政も菅政権と同じだと批判。自民、公明、都ファは議会も開かず、専決処分で物事を決めるやり方に同調し、小池知事の提案に何でも賛成していると強調。「都民の命を守り、まともな議論をしようとする、そねさんの勝利を」と呼びかけました。
そね候補は「都民の命、健康、安心・安全な暮らしを最も大切にする都政に全力を尽くしたい」と表明。「五輪・パラリンピックは今のうちにきっぱりと中止の決断をして、コロナ対策に全力を注ぐことこそ取るべき道。都知事にそのことを迫るために、都議会に再び送ってください」と熱く訴えました。
新社会党の福田光一区議が応援に駆けつけ、「五輪や病院、雇用、ジェンダーの問題を取り上げ、変えていかねばならないと訴えているのが、そねさん。だから一生懸命応援します」と訴え。池内さおり前衆院議員もマイクを握りました。街頭演説後、そね候補は商店街を歩いて支持を訴え。グータッチで笑顔で激励する買い物客の姿が目立ちました。
ワクチン遅れ 公明党攻撃に反論
小池氏は、公明党の山口那津男代表が北区内で、新型コロナワクチン接種の遅れは、国内治験の要求をした野党のせいだと攻撃していることに、「ワクチンには副反応がある。安全性を確保するのは当たり前のことだ」と反論。国会では慎重な承認審査を求める付帯決議に公明党も賛成していたと指摘し、「遅れた原因は承認ではなく、その後だ」とのべました。
その上で、接種開始2カ月後の接種率は米国12%、英国19%に対し、日本はわずか1%だったと告発。「政府がワクチン購入にも供給にも失敗したからだ。(モデルナ製)ワクチンは供給が追いつかず、職域接種が止まっている。公明党は与党の一員として政府・厚労省の体たらくを反省し、ワクチン確保に全力をあげるのが政党の責任。野党を攻撃している場合ではない」と、たしなめました。
北多摩3区 保健所の願い託し
定数3を日本共産党の田中とも子候補(63)=元、社民推薦=と自民、公明、都ファ、立憲の有力5氏で争う北多摩3区(調布市・狛江市)。27日、応援に入った山添拓参院議員は東京の感染状況について、早くもリバウンドの傾向がはっきり出ていると指摘。「このまま五輪開催でよいのでしょうか。『五輪より命を大切にしてほしい』『地域に保健所の復活を』の思いを日本共産党の田中とも子さんに寄せてください」と呼びかけました。

田中候補はコロナ禍で苦しむ人たちへ必要な支援が届いていないと告発。2度目の持続化給付金や家賃支援給付金、学生への3万円支援、生活困窮者への10万円給付などの必要性を強調し、「生活・営業が成り立つ支援を実現します」と訴えました。
都議選(42選挙区、総定数127)は7月4日が投票日です。日本共産党は31選挙区に31人、自民党60人、公明党23人、都民ファーストの会47人など、合計271人が立候補(表)。東京五輪開催の是非、新型コロナ対策を大争点に、共産党・市民と野党の共同候補対菅政権・小池知事を支える自民、公明、維新、都ファとの間で、一票を争う横一線の大接戦・大激戦です。日本共産党の小池晃書記局長は「みなさんの大奮闘で当落線上の大接戦まで押し上げていただいた。もうひと頑張りです。絶対に負けられない宝の議席、必ず勝たせてください。共産党の勝利でコロナと本気でたたかう都政を実現しましょう」と訴え、共感を大きく広げています。


【東京民報2021年7月4日号より】