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- フラッシュ@Tokyo 2021年8月29日号WEB版 朝鮮人虐殺犠牲者の追悼式典、都議会常任委選任、パラ学校観戦など
日本共産党都議団 知事は追悼文送付を
日本共産党都議団は17日、関東大震災(1923年)の朝鮮人虐殺犠牲者の追悼式典に対して追悼文を送付するよう小池百合子知事に申し入れました。73年以降、毎年9月1日に都立横網町公園(墨田区)で行われる追悼式典に、歴代都知事が追悼文を寄せていましたが、小池知事は就任翌年の2017年以降、送付をやめ、批判を招いています。7月には追悼式典実行委員会が追悼文送付を都に要請しました。
申し入れでは、追悼文送付の中止が「史実を闇に葬り歴史修正に手を貸す行為で、特定の民族への差別、偏見、ヘイトスピーチを助長する」と批判しています。
武市敬副知事は「今年も追悼文を送付しない」と述べました。
都議会 常任委を選任
都議会は18日、9ある常任委員会の委員を選任しました。日本共産党からは環境・建設委員長に曽根はじめ都議、公営企業委員長に大山とも子都議が就任。共産党から複数の常任委員長を出すのは2001年以来です。
副委員長には、財政委員会で池川友一、都市整備委員会で尾崎あや子、環境・建設委員会で里吉ゆみ、の各都議が就任しました。
共産党の常任委員は以下の通り(敬称略)▽総務=原のり子、福手ゆう子▽財政=池川友一(副)、米倉春奈(理)▽文教=とや英津子(理)、アオヤギ有希子▽都市整備=尾崎あや子(副)、原田あきら▽厚生=白石たみお、藤田りょうこ▽経済・港湾=あぜ上三和子(理)、清水とし子▽環境・建設=曽根はじめ(長)、里吉ゆみ(副)、原純子▽公営企業=大山とも子(長)、斉藤まりこ(理)▽警察・消防=和泉なおみ、とくとめ道信【長=委員長、副=副委員長、理=理事】
杉並区議団 パラ学校観戦中止を
日本共産党杉並区議団は19日、白石高士区教育長に対し「東京パラリンピックへの学校連携観戦実施の中止を求める申し入れ」を行いました。区教委は都の意向を受け、区内小中学校に対し、パラリンピ
ックへの児童生徒の観戦希望調査を行い、あくまでも児童生徒の観戦を実施しようとしています。
申し入れでは、18日の都教委で出席した4人の委員全員が反対したことや、学校現場や保護者、住民から寄せられている不安の声を示し、教委として観戦希望調査を行うことを決めた経緯などの説明を求めました。白石教育長は、感染拡大で希望者のみとしたなどと答えました。
共産党区議団は引き続き児童生徒のパラリンピック観戦動員の中止を求め、新型コロナの感染拡大から区民の命を守るために全力をあげるとしています。
保団連「選挙へ」動画募集
全国保険医団体連合会(保団連)は、国政・地方選挙の投票率が低迷する現状を変えようと「選挙行こう」ムービーコンテストを開きます。
投票率が5割を割る現状を「国民の半数以上の思い、願いが政治に反映されていない」と指摘。「医療、社会保障を立て直す絶好の機会」である選挙に関心を持ってもらうため、「『選挙に行こう』をテーマにしたインパクトのある動画作品を募集」するとしています。
100秒以内の映像作品で、内容や表現方法は自由。肖像権などに関する注意事項があります。動画は保団連のYouTubeチャンネルで随時公開します。また、審査と選考を経て、グランプリ1本30万円などの賞金が贈られます。募集は10月末まで。詳細は「選挙に行こうムービーコンテスト」ホームページに。
〈東京民報2021年8月29日号より〉