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- キラキラ国会のおと 吉良よし子 子どもの検査が必要です〈9月26日号〉

全部で409人。8月、吉良よし子事務所として呼びかけた「子どもの発熱」に関するインターネットのアンケートへの回答者数です。寄せられたのは「子どもがPCR検査をしてもらえない」という声。
「この一年、何回も発熱したのにPCR検査は一回もしてもらえなかった」という声や、「保育園で陽性者が出ても濃厚接触者でないとされたうちの子は、熱が出てもPCRの対象にならず、父親の職場の医療機関で検査をしたら陽性だった」という声。中には、医師に検査を求めたとき「お母さんが不安になるから、子どもの具合が悪くなったんだ」と言われたという方もいました。
なぜ、ここまで子どもは検査がされないのか。

アンケートには「子どもは軽症だから」検査を断られたという声が多数寄せられています。16日、厚生労働委員会の閉会中審査で、私が保育園や学校などでの定期検査を求めたときにも「子どもは高齢者より重症化リスクが高くないから定期検査しない」と厚労相が答えました。…重症化しないから検査しない?厚労省には「感染拡大防止のための検査」という概念はないのでしょうか?
デルタ株の流行で、子どもの感染・発症は確実に増えています。子ども同士の感染、子どもから大人への感染も出てきています。なのにワクチンが打てない子どもたちへの検査は絶対に欠かせないのでは?「感染拡大防止のための検査」を必要ないなどと言う政府の姿勢を根本から変えるためにも政権交代が必要です。(参院議員・東京選挙区選出)
(東京民報2021年9月26日号より)