【国会議員コラム】山添拓*未来を拓く「たたかいの夏へ」〈2023年6月25日号〉

外交防衛委員会の質疑で=6日

 通常国会は21日に閉会。解散をもてあそんだ岸田首相が、「先送りできない課題に取り組む」といい先送りしました。ただし、翌日閣議決定した「骨太方針」は、焦点の一つである軍拡増税の時期を早速先送り。財源の見通しもないなか、大軍拡ありきで突き進むことは許されません。

 振り返れば悪法ラッシュの国会でした。その審議の様子も深刻です。

 本会議で小池晃さんが「軍拡財源法案」と言った途端、与党席が嘲笑で騒然としました。「防衛財源」と言え、ということのよう。敵基地攻撃能力の保有をはじめ5年で43兆円はどう見ても「大軍拡」ですが…。「防衛装備品生産基盤強化法」は、私が同じく本会議で「軍需産業支援法案」と言うとやはり笑い声。武器輸出の支援や兵器産業の国有化はどう考えても「軍需産業」強化です。過剰とも思える反応は、本質を隠したいからでしょうか。

 入管法では、名古屋入管で亡くなったウィシュマさんの事件をめぐり、維新の会の議員がデマ発言を繰り返しました。

 LGBTQ「理解増進」法には「全ての国民が安心して生活できるよう留意する」との文言が入り、多数者の安心のために少数者はわきまえよと言わんばかり。

 言葉の悪用ぶりは、そのまま悪政の姿勢の表れではないか。

 平和、くらし、人権—自公、維新国民の政治に未来を託すことができないのははっきりしています。来るべき総選挙、希望の言葉をかかげて臨みたい。たたかいの夏です!

(弁護士・日本共産党参院議員)

東京民報2023年4月23日号より

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