朝鮮学校への補助金凍結解除を求める市民でつくる実行委員会が6月22日、元サッカー選手の安英学アンヨンハさんを招いた都議会勉強会を開きました。都議会の多数派形成をめざして、同実行委員会が主催する学習会の2回目です。
元サッカー選手 安英学さん語る
安さんは、Jリーグ、韓国Kリーグでプレーし、朝鮮民主主義人民共和国の代表としてW杯に出場した経験も持ちます。
2002年に、当時J2のアルビレックス新潟に入団し、祖国の代表に選出されます。ところが、直後の日朝首脳会談で、金正日国家主席(当時)が日本人拉致を認め謝罪したことで、アルビレックスにも「〝北朝鮮〟の選手を出場させるな」と抗議の電話が鳴り続けました。そんななか、チームやサポーターが「英学には関係ない。選手としてがんばれ」とグラウンドに朝鮮語で声援を送ってくれたことは胸を打つ思い出で、故郷のような場所だと語りました。