この間の議会活動で、現場に出向き実態をつかむことが区政を変える力になることを実感しています。
私の活動地域には、築50年になる本駒込図書館があります。この図書館にあるバリアフリートイレが設備の故障で入口にテープが貼られ、使えない状況になっていました。この状態に気づいたのは、区議選直前の3月に地域の皆さんと「図書館が古くなっていて不具合があるかもしれないから」と、見に行った時のことでした。
昨年4月の区議選後、10月に行われた区議会決算審査特別委員会でメンバーになり、質問を考えていた時に図書館のバリアフリートイレが壊れていることを思い出しました。質問前日の夜、トイレは今どうなっているだろうかと現場に行ったところ、まだ使用できない状態になっていたので、この実態を委員会で質問しようと決めました。
委員会当日、「本駒込図書館のバリアフリートイレが壊れて使えなくなっている」「いつから壊れているのですか」と質問。区側から「令和元年から壊れている」との答弁がありました。なんと5年間も壊れたままだったことがわかり、早急に直すべきだと求めました。その後、24年度予算案に本駒込図書館の改修のための予算が盛り込まれました。
文京区では、今年度から区立小中学校の特別教室の改修が始まっています。私も党区議団と一緒に22年5月、区内小中学校の特別教室を見に行きましたが、美術室の流しにヒビが入っていたり、水道の水を流すと床の排水の点検口から水が逆流するなど、老朽化が著しい状況でした。実態を区議会で示し一刻も早く改修をと求めたことが改修実現の大きな力になりました。
現場に出向き実態を掴む、この姿勢で引き続き頑張ります。
東京民報2024年5月12日号より