未来を選ぶ参考に 市民有志 参院選へチェックリスト〈2022年7月3日号〉

 参院選(7月10日投開票)に挑む各国政政党に対し、さまざまな社会問題に取り組んでいる市民有志のグループが質問状を送り、ウェブサイト「みんなの未来を選ぶためのチェックリスト 参議院選挙2022」に回答を公開したことを6月20日、参院議員会館で開いた記者会見で報告しました。

13人の発起人の中から8人が会見に参加=6月20日、千代田区

各政党が〇×で回答

 この取り組みは投票率の向上や、表立って選挙の争点になりにくい重要な社会課題の可視化などを目的に、昨年の衆院選から開始。SNS(ネット上の交流サイト)を中心にリストが拡散され、大きな反響を呼びました。

 今回は各メンバーがそれぞれの問題意識のもとに選び抜いた20項目、43問を、「〇」「×」で回答してもらうと同時に、回答に対する理由や補足説明なども求めています。

 質問は6月1日に自由民主党、公明党、立憲民主党、日本共産党、日本維新の会、国民民主党、社民党、れいわ新選組の8政党に送付。16日の回答期限までに6政党が対応し、翌17日に維新、会見当日にれいわが回答。前回のチェックリストでは公明党が応じませんでしたが、今回は全党から回答を得ることができました。

 会見では、ライブハウス店長のスガナミユウ氏が5月中旬から質問の作成を始め、今日に至るまでの経緯を説明。「他にもたくさんのイシュー(課題)が質問の候補に挙がり、すべての問題が重要な議論だった」と振り返り、「社会のシステムや問題が生きづらさを握っている。子どもたちのこと、投票権を持てない人たちのことも想像し、自分の1票を大事にしてほしい」と述べました。

 アパレル会社の代表で気候危機アクティビストのeri氏は、自身が担当した「環境問題」の項目を解説。「気候変動対策にアグレッシブに取り組もうとしているのは、共産、社民、れいわ」で、立民も意欲を感じさせると解析。消極的な姿勢を示した政党の回答を紹介しました。

関連記事

最近の記事

  1.  1990年に完成した都庁舎は、しばしば「バブルの塔」とも呼ばれます▼バブル景気のなかで建設が計画…
  2.  都議会本会議の一般質問が2月28、29の両日行われ、日本共産党から里吉ゆみ(28日)、アオヤギ有…
  3.  都議会本会議の一般質問が2月28、29の両日行われ、日本共産党から里吉ゆみ(28日)、アオヤギ有…
  4.  都議会本会議の一般質問が2月28、29の両日行われ、日本共産党から里吉ゆみ(28日)、アオヤギ有…
  5.  都議会第1回定例会は2月27日、本会議を開き、小池百合子知事の施政方針に対する各派代表質問を行い…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

Instagram

#東京民報 12月10日号4面は「東京で楽しむ星の話」。今年の #ふたご座流星群 は、8年に一度の好条件といいます。
#横田基地 に所属する特殊作戦機CV22オスプレイが11月29日午後、鹿児島県の屋久島沖で墜落しました。#オスプレイ が死亡を伴う事故を起こしたのは、日本国内では初めて。住民団体からは「私たちの頭上を飛ぶなど、とんでもない」との声が上がっています。
老舗パチンコメーカーの株式会社西陣が、従業員が救済を申し立てた東京都労働委員会(#都労委)の審問期日の12月20日に依願退職に応じない者を解雇するとの通知を送付しました。労働組合は「寒空の中、放り出すのか」として不当解雇撤回の救済を申し立てました。
「汚染が #横田基地 から流出したことは明らかだ」―都議会公営企業会計決算委で、#斉藤まりこ 都議(#日本共産党)は、都の研究所の過去の調査などをもとに、横田基地が #PFAS の主要な汚染源だと明らかにし、都に立ち入り調査を求めました。【12月3日号掲載】
東京都教育委員会が #立川高校 の夜間定時制の生徒募集を2025年度に停止する方針を打ち出したことを受けて、「#立川高校定時制の廃校に反対する会」「立川高等学校芙蓉会」(定時制同窓会)などは11月24日、JR立川駅前(立川市)で、方針撤回を求める宣伝を21人が参加して行いました。
「(知事選を前に)税金を原資に、町会・自治会を使って知事の宣伝をしているのは明らかだ」―13日の決算特別委員会で、#日本共産党 の #原田あきら 都議は、#小池百合子 知事の顔写真と名前、メッセージを掲載した都の防災啓発チラシについて追及しました。
ページ上部へ戻る