【地域の力で暮らしに希望を*困り事の中に政治の課題】TikTok(ティックトック)に議会論戦 荒川区 まんなか世代が配信強化〈2023年1月1日・8日合併号〉

TikTokの再生回数をチェックする北村あや子区議(左)とゆーたん=12月20日、荒川区

  昨今行われた選挙結果の分析から、インターネットやSNS(ネット上の交流サイト)を利用した情報発信の重要性が明らかになっています。

 荒川区では、日本共産党の北村あや子(50)、相馬ゆうこ(40)の両区議、2021年11月に同党に入党した薬剤師のゆーたん(36)、22年夏に入党した会社員のみーたん(29)の4人がチームを組み、統一地方選を見据え、区議会の論戦や区議の人物像を紹介するSNSを使用した動画配信に力を入れています。

 動画は3分までのショートムービーに音楽を付TikTokをメーンに、写真や動画を共有できるInstagramインスタグラムと、短文や写真、動画がアップできるTwitterツイッターに、同じ動画を流しています。

 北村区議は「YouTubeでは動画編集の負担が重くなる。手軽に始められるツールとして、TikTokにチャレンジしてみました」と語ります。

 動画のアップは週1回が目標。1、2カ月に1度のミーティングで、投稿する動画の内容やスケジュールを決め、ゆーたんとみーたんが撮影や編集、加工を行います。編集や字幕の文字打ちなど、作業はすべて携帯電話ひとつ。「議会論戦は分からない用語が度々出てくるので、最初は言葉を聞き取ることが大変だった。質問の原稿をもらうようになり、作業が楽になりました」と、ゆーたんは笑います。

 「投稿する時間帯が重要。比較的みんなが携帯を手にするお昼頃に投稿すると再生回数が伸びる」と、ゆーたん。北村区議は「意外にも、かわいい動物の動画より議会論戦の動画のほうが再生回数は多い。ハッシュタグは荒川区だけの問題だと視聴者が限られるが、アスベストや統一地方選など、全国規模のワードは視聴回数に跳ね返ってくる」と視聴の傾向を話します。

 動画投稿を始めた当初の目的は、「日本共産党の露出を高める」こと。4人の努力が地域の人たちに伝わり、今では各区議のTwitter発信も増えました。まんなか世代の活躍が、SNSに苦手意識のあったベテラン世代にも大きな影響を与えています。

取材時、TikTokに投稿した共産党荒川区議団の小島和男区議の議会討論。約1時間で再生回数は550以上に=12月20日

荒川区☆日本共産党(@arakawajcp)のTikTokはこちら

東京民報2023年1月1日・8日合併号より

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