【 #Web東京民報 連載】東京わがまち 49 だるま市

(調布市 深大寺)

 深大寺のだるま市は3月3日、4日の2日間行われる。富士の「だるま市」、群馬の「高崎だるま市」と並んで3大だるま市の一つ。境内に300余の縁起だるま店が並び、土、日と重なると身動きが出来ないほど。

 買い求めただるまは『開眼所』で僧侶に梵字の「阿」の字を左目に目入れしてもらえる。願いがかなっただるまには物事の終わりを意味する「吽」字を書き入れてもらい寺に納める。両目に「阿」「吽」字が入っただるまは、願いがかなった証拠。片眼の「阿」字だるまは今年の願いをこめたもの。私も今夏のわがまち東京へ願いを込めて、だるまの左目に目を入れた。  (終わり)

写真・文 夏目安男

〈東京民報 2017年2月26日号より〉

※WEB版追記 写真家の夏目安男さんは2021年12月に亡くなりました。ご遺族の許可を得て、東京民報での連載「わがまち東京」をWeb版連載として掲載します

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