下町のツミ、営巣10年に 江東区の親水公園〈2023年8月13日・8月20日合併号〉

ツミの幼鳥=江東区

 江東区の親水公園で鷹の仲間で、絶滅危惧種のツミの営巣が確認されてから、今年で10年目です。営巣箇所は2カ所に増え、7月までに8羽ほどが巣立ちました。

 都心部から姿を消していたツミの営巣が、江東区内の親水公園で初めて確認されたのは、ちょうど10年前の2013年です。当時「NPO法人ネイチャーリーダー江東」野鳥担当の荒川洋一さんが確認しました。下町でのツミの営巣が確認されたのは初めてで、「東京民報」の報道で話題になりました。

 ツミは区の公園改造計画に伴う樹木の伐採などの影響が心配されました。無事危機を乗り越え、昨年から公園2カ所で繁殖が確認されました。

 ツミの巣は人通りの多い散歩コースからも見えるため、ヒナの成長の様子を巡って「今年は何羽育つだろうか」と、無事に巣立つまで区民やカメラマンの楽しみになっています。

東京民報2023年8月13日・8月20日合併号より

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