前区長の公選法違反の疑いによる辞職に伴う江東区長選(12月3日告示、10日投開票)で、「正直で公正な江東区長を誕生させる会」は16日、区議の酒井なつみ氏(37)=無所属新=を市民と野党の共同候補として擁立すると発表しました。日本共産党、立憲民主党などが支持します。
酒井氏は、江東市民連合と①汚職や隠ぺい、不正、違反ときっぱり決別し、正直で公正な区政運営に転換する②子どもの権利条例を制定し、出産・子育て・教育に関する予算を増やし、学校給食費は来年度以降も無償化する③女性が活躍できる社会に向けて「ジェンダー平等」と「あらゆる差別禁止」を区の施策の基本にする④福祉・介護・医療・健康の充実をはかり、誰もが安心して暮らせる街をつくる―などの政策合意を結びました。
19日には、日本共産党と同後援会の決起集会が開かれ、酒井氏も参加して、区長選に向けた決意を語りました。
酒井氏の略歴 自由ケ丘高校卒。看護師、助産師を経て立憲民主党区議2期。
日本共産党都委員会は来年1月21日告示、28日投開票の府中市長選挙で「市政をかえる会・府中」の甲田直己氏(68)=無所属新=を支援します。
甲田氏は府中労連議長で、2020年に発覚した府中市官製談合贈収賄事件を追及する市民の会の共同代表も務めています。「談合体質の市政に初めて審判を下す市長選挙」「市民の暮らしと賃金のために税金の使い方を変える市長選挙」を掲げ、「だれもが大切にされる平和な社会を府中から」と訴えています。
甲田氏の略歴 工学院大学卒。一級建築士。府中労働組合総連合(府中労連)議長。
東京民報2023年11月26日号より