大田区が東京都と進める新空港線(蒲蒲線)計画をめぐって、住民らでつくる「計画着工見合わせ署名を進める会」が、一期工事の着工中止を求めて、署名に取り組んでいます。
事業は、東急多摩川線を伸ばして京急線に乗り入れるというもので、25年着工、35年開業を想定して第三セクター会社が設立されています。事業費は当初1080億円と説明されていましたが、東急矢口渡駅から京急蒲田駅(地下)までの半分で、1360億円(大田区負担363億円)と大きく膨らんでいます。
さらに地下化することによる乗り換えなどの利便性の低下、線路幅が異なることによる乗り入れ困難の可能性など、さまざまな問題が指摘されています。
22日には、学習交流集会を大田区消費者生活センターで開催する予定(午後6時半から)。弁護士の船尾徹さんが新空港線計画の問題点を話します。
東京民報2024年2月18日号より