【寄稿*新人議員ネクスト】江戸川区 太田彩花区議 若い力で暮らし守る〈2024年4月14日号〉

街頭宣伝に立つ太田区議

 昨年の区議選でセバタ勇前区議から議席を引き継ぎ、およそ1年が経ちます。今までにないあわただしさの中、慣れないことだらけで辛くなる時もありますが、議員の先輩方、温かい声援をくれる地域の方々や、まだまだ駆け出しの私に切実な相談や要望を寄せてくださる方々の姿に励まされ、日々がんばっています。

 当選したばかりの昨年6月に、区で小中学校給食費無償化が決定し、9月から開始。その後特別支援学校に通う子どもたちにも給食費と同額の補助が出されるようになりました。「区民と力を合わせて声を上げ続ければ、区政を動かすことができる」という確信となる出来事でした。

 私の活動地域の一つである船堀地域は、駅周辺に区役所の新庁舎建設が予定されています。「船堀駅周辺には図書館がないので、新しく図書館を設置してほしい」という要望が寄せられており、これまでに集まった署名は8000筆を超えています。「つくる会」の方たちの粘り強い取り組みに敬意を表します。

 図書館は、基本的人権である「知る権利」を保障する施設で、住民の憩いの場、子どもたちが伸び伸びと過ごす場であり、数ある公共施設の中でも特に区民の身近な所に設置すべきであると、この要求実現に取り組む中で改めて学びました。

 第1回定例会の一般質問でこの要望を取り上げ、区民の望む図書館をつくるためにあらゆる可能性を検討してほしいと、他区の先進的な図書館行政も紹介しながら質問しました。

 区長は「多くの署名が集まっていることは認識している」と答えたものの、新たな図書館設置に対しては後ろ向きな態度でした。区民の皆さんとともに、実現まで粘り強く求め続けていこうと思います。

 他にも、江戸川区独自の給付型奨学金及び奨学金返済支援の実現、高齢者の補聴器購入費助成拡充、中学校英語スピーキングテスト中止など取り組みたい課題は山積です。

 「若い力で、すべての世代のいのちとくらしを守りたい」。これからも日本共産党の議員として日々学びながら頑張ります。

東京民報2024年4月14日号より

関連記事

最近の記事

  1. 署名を提出する会のメンバー=4月17日、大田区  「新空港線(蒲蒲線)計画の着工見合わせ署名…
  2. ◆ ただこれだけ!!びっくりのおいしさ コーンクリームスープ 〈…
  3.  東京の北西部、東村山市にある国立療養所多磨全生園(ぜんしょうえん)に複数の宗教施設が集まる「宗教…
  4.  新緑が鮮やかに色づき始め、生命の息吹がみなぎる季節になりました。港区立みなと科学館(虎ノ門3)で…
  5. インスタライブで語り合うeriさん(左)と田村さん=4月18日  日本共産党の田村智子委員長…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

Instagram

#東京民報 12月10日号4面は「東京で楽しむ星の話」。今年の #ふたご座流星群 は、8年に一度の好条件といいます。
#横田基地 に所属する特殊作戦機CV22オスプレイが11月29日午後、鹿児島県の屋久島沖で墜落しました。#オスプレイ が死亡を伴う事故を起こしたのは、日本国内では初めて。住民団体からは「私たちの頭上を飛ぶなど、とんでもない」との声が上がっています。
老舗パチンコメーカーの株式会社西陣が、従業員が救済を申し立てた東京都労働委員会(#都労委)の審問期日の12月20日に依願退職に応じない者を解雇するとの通知を送付しました。労働組合は「寒空の中、放り出すのか」として不当解雇撤回の救済を申し立てました。
「汚染が #横田基地 から流出したことは明らかだ」―都議会公営企業会計決算委で、#斉藤まりこ 都議(#日本共産党)は、都の研究所の過去の調査などをもとに、横田基地が #PFAS の主要な汚染源だと明らかにし、都に立ち入り調査を求めました。【12月3日号掲載】
東京都教育委員会が #立川高校 の夜間定時制の生徒募集を2025年度に停止する方針を打ち出したことを受けて、「#立川高校定時制の廃校に反対する会」「立川高等学校芙蓉会」(定時制同窓会)などは11月24日、JR立川駅前(立川市)で、方針撤回を求める宣伝を21人が参加して行いました。
「(知事選を前に)税金を原資に、町会・自治会を使って知事の宣伝をしているのは明らかだ」―13日の決算特別委員会で、#日本共産党 の #原田あきら 都議は、#小池百合子 知事の顔写真と名前、メッセージを掲載した都の防災啓発チラシについて追及しました。
ページ上部へ戻る