介護保険料 全国平均過去最高に
厚生労働省は2024~26年度の65歳以上の介護保険料(月額)について、全国平均が6225円となったと発表。前回(21年~23年度)より211円(3.5%)の値上げで、過去最高を更新。2000年度の制度開始当初(2911円)の2.1倍となりました。高齢化が進む一方で、国庫負担を抑制してきたことが背景にあります。
東京は前回より240円の引き上げで6320円となり、全国と同じく制度開始当初(3056円)の2.1倍でした。
65歳以上の介護保険料は全国1573の区市町村や広域連合が3年ごとに改定。厚労省の集計によると、全体の4割を超す712の区市町村などが引き上げました。
都内23区26市5町8村では、引き上げたのは20区20市4町2村。一方で引き下げたのは1区1市2村で、2区5市1町4村は据え置きました。保険料が最も高かったのは青ヶ島村の9800円、次いで檜原村と利島村の7900円。最も低かったのは小笠原村3374円でした。
都議補選 中野選挙区に長沢氏
日本共産党東京都委員会は18日までに、都知事選と同時に投票が行われる都議補選(6月28日告示、7月7日投票)の中野選挙区(欠員1)に、共産党中野地区副委員長(前・中野区議)の長沢和彦氏(62)=新=を擁立すると発表しました。
都議補選 江東区に大つき氏
また江東選挙区(欠員1)には、共産党江東区議の大つきかおり氏(56)=新=を擁立します。
都議補選 府中市で甲田氏支援
共産党都委員会は都議補選の府中市選挙区(欠員1)で、一級建築士の甲田直己氏(69)=新=を支援することを決定しました。支援形態(支持、推薦等)は他の政党、団体と協議して決定するとしています。
「連合」談話 江東市民連合が表明
江東市民連合(宇都宮健児共同代表)は19日、連合が16日の中央執行委員会で決定した「当面する国政選挙に臨む連合としてのスタンス」に対し、「多くの国民が自民党の裏金政治を厳しく批判し、岸田政権の交代を求め始めているなかで、自民党政治を変えようという流れを妨げる役割を果たすものとして、看過できない」「(市民連合の支援活動を)否定的に見ていることは明らか」との意見を表明しました。
連合は「スタンス」で、市民と野党の共闘で酒井なつみ氏が勝利した先の衆院東京15区補選を巡り、「『市民と野党の共闘』候補として立憲民主党と共産党が並び立つ街宣が行われるなど、党外選挙区における両党の協力関係が顕在化した」「本事案は連合が連携する政党の取り組みとして看過できない」と指摘しています。
東京民報2024年5月26日号より