関東大震災 都知事の追悼文拒否に抗議 朝鮮人犠牲者追悼の実行委〈2025年8月31日号〉
- 2025/8/30
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小池百合子都知事が関東大震災の朝鮮人犠牲者を追悼する式典に今年も追悼文を送らないことを明らかにしている問題で、式典の実行委員会(宮川泰彦委員長)は25日、「看過できない深刻な問題」だとして、抗議と再考を求める文書を都に提出しました。都の担当者は「関係する各部署で共有します」としています。
1923年9月1日に発生した関東大震災の極度の混乱の中で、「朝鮮人が襲ってくる」などといった流言が飛び交い、組織された自警団や警察・軍隊によって6000人余の朝鮮人が虐殺されました。
9月1日には毎年、墨田区の都立横網町公園にある朝鮮人犠牲者追悼碑の前で、虐殺の犠牲者を悼む式典が行われています。式典には歴代の都知事が追悼文を送っていましたが、小池知事は就任した年は送ったものの、2017年以降は取りやめ、今年も9年連続で追悼文を送らないことを明らかにしています。
小池知事は追悼文送付を拒否している理由として、この式典とは別に行われる大法要で「犠牲になられた全ての方々への哀悼の意を表している」と説明しています。
式典実行委員会は抗議文で追悼式典について「自然災害からは生き残ったものの、人の手によって命を奪われた犠牲者に対する追悼」であり、「人としての過ちを繰り返させないことを誓う」ものだと指摘。その上で、追悼の辞を送付するよう小池知事に再考を促しています。
東京民報2025年8月31日号より











