第70回日本母親大会が9月28、29両日、東京国際フォーラム(千代田区)など、都内各地で開催されました。東京での開催は12年ぶりで、大会全体でオンライン合わせて全国から延べ1万3000人が参加しました。
29日の全体会では、日本母親大会代表委員の八巻暁美さんが「戦後・被爆80年、女性差別撤廃条約批准40年の節目の今年、東京で開催できることを喜び、私たちが共同の行動を大きく広げていきましょう」と開会宣言。「大軍拡を止め平和の構築は話し合いでこそ、排外主義やジェンダー平等に対する逆流を許さず、平和な社会を子どもたちに手渡すために歩みを進めましょう」と呼びかけました。

「今日の運動」の経験交流で、「東京学生平和ゼミナール」の大学生が、核廃絶の活動、原水禁世界大会長崎大会に26人の学生が参加したことを紹介。「麻布米軍ヘリ基地撤去実行委員会」のメンバーが、米軍ヘリの低空飛行の危険と統合軍司令部設置反対を訴えました。
外交と対話こそ
記念講演では、フリージャーナリストの布施祐仁さんが「戦後80年と不戦の決意―日本とアジアを再び戦場にしないために」をテーマに記念講演。布施さんは安全保障を専門とするジャーナリストとして20年以上、活動する中で、「今ほど戦争の危機を感じるときはありません」と語り始めました。











