【コラム砂時計】戦争犯罪人に助け舟〈2025年11月9日12日合併号〉
- 2025/11/18
- コラム・オピニオン

当初から実効性に疑問符がついていたトランプ米大統領のイスラエルとハマスの「停戦案」だが、案の定というべきか、イスラエル軍は10月28日から29日にかけてガザ各地を攻撃した。10日の停戦発効以降、最大規模の攻撃で、ガザ保健省によると、子ども46人を含む110人が死亡した。標的となったのは避難民のテント、住宅、病院の周辺だった。停戦発効により、無残に破壊された街へ戻ってきたところを狙ったようで、悪質極まりない。
「停戦案」に鋭い批判を投げかけているのが国連のパレスチナ自治区人権担当者であるフランチェスカ・アルパネーゼ氏である。イタリア人のこの女性弁護士は「『和平案』は国際法にも違反しており、全く不十分だ。これは戦争ではなく、一つの民族を破壊しようとする意図があるジェノサイドで、これに有効な措置をとっていない国際社会も共犯関係にある」と述べた。












