フラッシュ@TokyoWeb版 パラ観戦 120校9500人 杉並区長 宣言下でゴルフへ 高齢者人口 過去最高を更新〈9月26日号より〉

パラ観戦 120校9500人

 東京パラリンピックに生徒児童を動員する学校連携観戦に、4区市の公立学校から114校、9337人が参加(都内8会場)したことが都教育委員会のまとめで分かりました。都立学校は6校231人で、合わせて120校9568人でした。観戦時行われたPCR検査では、区市立学校で5169人が検査を受け、4人の陽性者が確認されました。

 学校連携観戦を巡っては、新型コロナ感染が拡大するなか、保護者から不安や中止を求める声が広がり、5人いる都教育委員のうち4人が中止を求め、都内各自治体でも中止の決定が相次ぎました。一方、小池百合子知事は実施に固執。新宿、杉並、渋谷各区と八王子市が実施するとしていました。

杉並区長 宣言下でゴルフへ

 14日開かれた杉並区議会本会議で、日本共産党の山田耕平区議は、田中良区長が緊急事態宣言下の7月に公用車で他県のゴルフ場に移動し、区内の経済団体幹部の会合に出席していた問題を追及しました。田中区長の不適切な公用車の使用については、これまでもたびたび指摘してきました。

 今回の問題は共産党区議団の開示請求をもとにした調査で明らかになったもの。田中区長が7月14日、公用車で群馬県長野原町のゴルフ場へ移動し、区内経済団体との飲食を含む懇親会に参加、宿泊しました。

 山田区議は「緊急宣言化の行為として、到底見過ごすことはできない」「オンライン会議等で対応もできたのではないか」と指摘。群馬県への移動は都の自粛要請にも反する行為だとして、区長の認識をただすとともに、宿泊・飲食費が公費から支出されたのか明らかにするよう求めました。さらに毎年のように公用車を利用し、利害関係者が多数参加する特定の団体との泊まり込み懇親会やゴルフは不適切であり、中止するよう求めました。

 田中区長は答弁にたたず、総務部長が宿泊・飲食費2万5000円、旅費2万1830円、計4万6830円を公費から支出したこと、懇親会には酒類の提供があったことを明らかにしました。一方、「オンライン会議では真意が伝わらない」などとして、「不要不急にはあたらない」と強弁。ゴルフを通じた懇親も許容されるとして、中止する考えはないとしました。

高齢者人口 過去最高を更新

 敬老の日(9月15日)の都内高齢者人口(65歳以上)は、前年より2000人増えて311万6000人となり、過去最高を更新したことが、都がまとめた推計値で分かりました。男女別では女性176万2000人、男性は135万4000人でした。高齢化率は23・4%で、前年から横ばいでした。

 65歳から74歳までの人口は146万人で、前年と比べ1万3000人の減。6年連続で減少しています。一方、75歳以上は165万5000人で、前年より1万3000人増えました。

(東京民報2021年9月26日号より)

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