インボイスは中止! 4年ぶりの雷大行進〈2023年9月17日号〉

ちんどん屋の演奏を先頭に浅草をパレードする2023世直し雷大行進の参加者=10日、台東区

 世直し雷大行進実行委員会が10日、インボイス制度の導入の中止・延期、消費税の減税などを求めて、台東区の花川戸公園で集会を行い、国内外の観光客で賑わう浅草寺周辺を約800人がパレードしました。

 同実行委員会は、足立、葛飾、江戸川、江東、墨田、荒川、台東の東部7区の業者団体と労働組合で結成されています。

 消費税が導入された1989年から廃止を求める雷大行進を行っています。コロナ禍の中断を経て、4年ぶり18回目の開催です。

 集会で、実行委員長の田中茂さん(足立西民商副会長)は「消費税導入から34年、賃金が上がらない国になってしまった。社会が直面する少子化解決には、若い人たちにまともな賃金を払うしかないのに、それもせずインボイスなど、とんでもない。応能負担の原則を守らせよう」とあいさつしました。

 来賓の日本共産党の宮本徹衆院議員は、国会で財務省が「インボイスは複数税率導入後の適切な課税のために必要」と答弁したと語り、「複数税率が多段階に存在している諸外国でインボイスは導入されている。つまり消費税率引き上げに向けての地ならしだ」と告発しました。

 下町人間の会理事長の川杉元延さんは、「会の芸能・文化に関わる人たちは年収1000万円以下の個人事業者がほとんど。インボイス導入で、登録か廃業かを悩んでいる。小規模事業者いじめだ」と語りました。

 ちんどん屋の賑やかな音楽に合わせてアピールした参加者は、各地域でインボイスの危険性を訴え、中止・延期に追い込もうと決意を固めました。

 日本共産党の斉藤まりこ、原純子両都議のほか、各区の区議、れいわ新選組の国会議員、区議も参加しました。

東京民報2023年9月17日号より

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