革新都政の会が代表者会議 「知事選で都政転換を」〈2023年10月1日号〉

代表者会議で挨拶する野澤代表世話人=9月21 日、豊島区

 来年夏に迫った都知事選で、都政の転換を実現しようと、「革新都政をつくる会」は9月21日、団体・地域代表者会議を豊島区で開きました。

 開会あいさつで野澤裕昭代表世話人(自由法曹団)は、「小池百合子知事は前回の知事選で、『稼ぐ東京』を公約の一番に掲げ、神宮外苑など各地で大規模開発を進めている。関東大震災の朝鮮人虐殺の史実からも目を背け続けている。都民の暮らしを守り、平和と人権を大切にする都知事を」と呼びかけました。

 知事選をめぐる情勢を、田辺良彦日本共産党都委員長が報告しました。

 岸田政権と自民党政治が深刻に行き詰まる一方、市民と野党の共闘による都内首長選の勝利など新しい流れが生まれていると紹介。小池知事は、都議会所信表明でも「物価高」という言葉すらほとんど出てこないなど、都民の暮らしや福祉を守る姿勢がなく、大企業のもうけ優先の都政を推進していると批判しました。

 「市民と野党の共闘で、都政転換を目指す話し合いが始まっている」として、「共闘の流れを切り開くためにも、暮らし福祉第一の都政を求める世論と運動の盛り上がりが決定的だ」と語りました。

 中山伸・事務局長が、小池都政を批判・告発するパンフの作成や、来年度予算案編成に向けた要求実現の運動、選挙本番への体制づくりなどの活動方針案を提案しました。

 参加者から、「コロナ禍で、介護の現場は必死に頑張ったのに、ボーナスも減少した。小池都政は冷たすぎる」(福祉保育労)、「都立病院が独立行政法人化しても、行政的医療は守ると小池知事は言い続けていたのに、すでに人手不足による病棟閉鎖などが次々と起きている」(都立病院の充実を求める連絡会)など、小池都政の実態を告発する発言が相次ぎました。

東京民報2023年10月1日号より

関連記事

最近の記事

  1.  東京の被爆者団体「一般社団法人東友会」が11月19日、結成65周年の記念式典・祝賀会をKKRホテ…
  2. 英スピテストをめぐり開かれた議連総会と都民集会=11月26日、新宿区  公平・公正性に問題が…
  3. 私学助成署名の活動を報告する教職員と保護者=11月12日、港区  生徒・保護者・教職員の交流…
  4. 東京都への要望をおこなう島しょの町村議ら(左端は藤田都議)=11月21日、新宿区  日本共産…
  5. 新宿区 学校給食4月無償化  新宿区は来年4月から小中学校の給食費を無償化します。吉住健一区…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

Instagram

東京都教育委員会が #立川高校 の夜間定時制の生徒募集を2025年度に停止する方針を打ち出したことを受けて、「#立川高校定時制の廃校に反対する会」「立川高等学校芙蓉会」(定時制同窓会)などは11月24日、JR立川駅前(立川市)で、方針撤回を求める宣伝を21人が参加して行いました。
「(知事選を前に)税金を原資に、町会・自治会を使って知事の宣伝をしているのは明らかだ」―13日の決算特別委員会で、#日本共産党 の #原田あきら 都議は、#小池百合子 知事の顔写真と名前、メッセージを掲載した都の防災啓発チラシについて追及しました。
#東京都 の #小池百合子 知事が推進する #神宮外苑再開発 計画(新宿区・港区)の事業施行者、#三井不動産 グループ2社が都退職幹部の天下りを9人も受け入れ、事業を所管する都市整備局と深い関係にあることが、取材で明らかになりました。
イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃が激化し、民間人への被害が拡大している情勢の中、即時停戦とパレスチナに平和を求めるデモが10日、渋谷区で行われました。
米軍 #横田基地(福生市など)で、発がん性などが指摘される高濃度の有機フッ素化合物(#PFAS)が今年1月に漏れていたと報じられた問題で #日本共産党都議団 は9日、小池百合子都知事あてに全容解明に向けて国や米軍への速やかな対応を申し入れました。
人体への有害性が指摘される有機フッ素化合物(#pfas =ピーファス)が多摩地域の水道水源の井戸水で検出され、地元住民による自主的な血液検査の結果、高い血中濃度が示されたことを受け、住民団体「多摩地域のPFAS汚染を明らかにする会」は10月31日に東京都、11月2日に国へ、大規模な血液検査や汚染源の特定などを求める要請書を手渡しました。
ページ上部へ戻る