都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)が7カ月後に迫る中、市民と野党の共闘で都政の転換を実現しようという都民集会の開催に向けた実行委員会が11月30日、豊島区のラパスホールで開かれました。
浜矩子・同志社大名誉教授らが共同代表を務める「呼びかけ人会議」の提唱で開かれたもの。共同代表の一人、永山利和・日本大学元教授は「小池都政は都民の願いに背を向けている」として、神宮外苑再開発などでの緑の伐採、オリンピック招致をめぐる数々の疑惑、PFAS(有機フッ素化合物)対策などをめぐる小池知事の姿勢を批判。「平和と暮らし、水と緑を守る、都民に顔を向けた都政を実現しよう」とあいさつしました。
「呼びかけ人会議」事務局の中山伸氏が、この日の会議の座長に選ばれ、1月下旬に実行委員会主催の都民集会を開くことを提起。集会に向けた準備の進め方などを提案し、参加者で議論しました。
各地の市民連合で市民と野党の共闘に取り組む人たちや、政治の転換に取り組む団体の関係者から「小池知事ではダメだということを、分かりやすいスローガンで訴えたい」「革新都政が、障害児の学校全員入学や障害者医療費無料化を実現した。都民の一人として、都政に参加できるんだと、若者たちに呼びかけることが必要では」など、活発な意見が寄せられました。
閉会あいさつで矢吹義則東京地評議長は「都知事選の日程も決まり、いよいよ選挙へ動き出した。労働組合も動きを強めたい」と語りました。
東京民報2023年12月17日号より