【寄稿*新人議員ネクスト】福生市 伊藤ひろみ市議 議場で心臓も大変〈2024年4月21日号〉

伊藤ひろみ市議

 議会に送っていただいて、4回目の定例議会が終わり、ほぼ1年経ちました。福生市は3分の1が米軍横田基地ですが、公園は76あり小学校は7校、中学校3校、体育館は3館、中央図書館はじめ公民館3館、児童館3館、市民会館、それに茶室もあります。人口は5万6千人で、議員は19人。共産党会派は2人で、議員19人のうち女性は私を含め、なんと2人しかいません。

 私たちの街は、非常に社会教育が豊かな街で福生市の宝となっています。現在福生市は市長選挙を4月28日に控えています。公共施設の削減をするという現市長に対して、「つながる福生」から牛久保真知子さんが、福生の宝を守ろうということで、出馬しますので力いっぱい応援します。

 3月議会では2024年度の予算審査がありました。今回は学校給食無償化の予算も組み込まれ、日本共産党会派として初めて予算案に賛成した議会でした。

 今回、市長は1月の臨時記者会見で「無償化をします」といったのですが、それを聞いていた自民党の議員が、私の前任の議員に伝えてと私に連絡が入りました。いかに共産党の議員が頑張っていたのかが、よくわかります。

 市民運動の団体、「新日本婦人の会」、「福生市に学校給食費の無償化を求める会」なども署名を集めて、市議会や都議会への陳情などに取り組んでいました。皆さんの運動が実ったとても大きな事柄でしたので、賛成しようということになった訳です。

 予算に賛成したからといって、全てがいいというわけではありません。私は今回、条例の反対など5回も反対討論を行いました。議場はとにかく緊張します。わたしの心臓は大変でしたが、そもそもこうやって真っ向から反対できる党は福生市では、日本共産党しかありません。

 市役所のなかでも、日本共産党の反対意見は「なるほど」と納得できます、と言ってくれた部長もいました。早速赤旗日曜版です。今後も今の政治の問題を組み込み、みなさんに知らせながら、自治体での問題点を浮き彫りにした一般質問をと考えている、65歳の新人議員です。これからも頑張ります。

 

東京民報2024年4月21日号より

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