巨費の投入計画見合わせて 大田区 新空港線めぐり署名提出〈2024年4月28日・5月5日合併号〉

署名を提出する会のメンバー=4月17日、大田区

 「新空港線(蒲蒲線)計画の着工見合わせ署名をすすめる会」は4月17日、大田区役所を訪ね、鈴木章雅区長あてにこの日までに寄せられた5918人分の署名の一部を提出しました。小池百合子都知事や東急電鉄、事業を担う第三セクター「羽田エアポートライン(HAL)」にも提出します。

 同計画は、東急多摩川線を延伸して、京急空港線に乗り入れようというもので、2025年着工、35年開業を想定。HALを設立し、少なくとも1360億円もの巨額の税金が投入される見込みです。

 区民からは「物価が上がり、暮らしと営業が大変な時に、このような巨額の税金を使ってよいのか」「区民にとって利便性がないのに、事業費がもっと膨らむのではないか」「東急線と京急線とは線路幅が異なるのにつながるのか」「もうすぐできるJRアクセス線と競合して採算は取れないのではないか」「羽田空港までの第2期工事はいつになるのか。全体計画と経費を示すべきだ」など、多くの疑問や指摘が出ています。

関連記事

最近の記事

  1.  日本勤労者山岳連盟(都連盟)の創立60周年記念講演会が10月25日、プロフリークライマーの平山ユ…
  2.  戦後80年に戦争と平和について考えようという「高校生平和のつどい」が11月23日、新宿区内で開か…
  3.  昭島市内のゴルフ場跡地に大型物流施設とデータセンター(DC)の建設着工が強行された問題で、計画見…
  4.  「未だ国は謝罪せず、直近の厚労省の専門委員会で決着が付いた議論を蒸し返すどころか、生活保護費の新…
  5.  リニア中央新幹線の北品川工区から本格掘進が進んでいる工事現場の地上周辺の道路が隆起しているのが見…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

2024年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  
ページ上部へ戻る