自由と平和貫く党躍進を 共産党都委 街頭演説に6000人〈2022年6月5日〉

 「自由と平和をまっすぐつらぬく日本共産党の躍進を、首都・東京から勝ち取らせてください」。日本共産党東京都委員会が5月28日、目前に迫った参院選での勝利を目指して池袋駅東口(豊島区)で開いた街頭演説。志位和夫委員長が訴えると、詰めかけた6000人の聴衆から大きな拍手が沸き起こりました。和泉なおみ都議が司会し、山添拓・東京選挙区予定候補、田村智子比例予定候補も訴えました。共産党都委員会は比例100万票獲得で、田村氏を含む比例5議席と東京選挙区での山添氏再選を目指します。

ポスターを掲げて共産党への支持を訴える志位氏=5月28日、池袋駅東口

大激戦、大接戦の東京

比例百万で山添氏再選

 志位委員長は「平和と暮らしがかかった歴史的な選挙」だと、参院選の意義を強調。ウクライナ危機に乗じて「9条を変えろ」の声が高まっていることに対し、「平和を守りたい」という多くの声が起こっているのではないかと語りました。

 その上で志位委員長は、「9条を生かして平和をつくる4つの呼びかけ」=①国連憲章に基づく全世界の団結で、一刻も早く戦争を終わらせよう②核兵器使用を絶対に許さず、「核兵器のない世界」をつくろう③危機に乗じた「戦争する国」づくりを力を合わせて止めよう④9条を生かした外交で、東アジアを平和の地域にしていこう=について紹介しました。

 岸田文雄首相がバイデン米大統領に軍事費の「相当な増額」を約束したことを批判。「危機に乗じて『専守防衛』を投げ捨て、9条を改定し、日本を『軍事対軍事』の危機の道に引き込み、暮らしを押しつぶす道は、日本共産党の躍進で止めよう」と訴えました。

 志位委員長はまた、「冷たく弱い経済」から「やさしく強い経済」への大転換に向けた「5つの提案」=①消費税5%への減税②政治の責任で賃金が上がる国にする③社会保障と教育予算を経済力にふさわしく充実④気候危機打開の本気の取り組み⑤ジェンダー平等の視点を経済にも貫く=を提起。これを実行するのは、財界献金をもらっている政党にはできないとのべ、「党をつくって100年、財界献金をびた一文受け取ったことがない日本共産党を伸ばすことが、暮らしをよくする一番の力になる」と強調しました。

 東京選挙区は著名人や現職有力候補がひしめく大激戦区です。志位委員長は山添議員について、「国民の苦しみにとことん寄り添う暖かいハートと抜群の論戦力で政治を動かしてきたすばらしい政治家です」と紹介。「大激戦・大接戦を勝ち抜くカギは、東京で比例代表100万票を獲得し、山添さんの魅力を広い都民のみなさんに伝えることにある」と呼びかけました。

 山添拓、田村智子両予定候補の訴え(別項、要旨)を紹介します。

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