PFAS汚染 国分寺で85%が血中高濃度 米基準で「特別の注意」〈2023年2月5日号〉

 多摩地域の水道水に使われる井戸水から、発がん性などが指摘される有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)が広範にみつかっている問題で、住民による自主的な血液検査の、国分寺市での87人分の分析結果がまとまりました。4種類のPFASを合計した濃度で、アメリカで示された基準で「特別の注意」を促している血中濃度に達している人が、検査対象者の85%に及ぶことが分かりました。血液検査を実施する市民団体「多摩地域のPFAS汚染を明らかにする会」が1月30日に会見で明らかにしたもの。分析を担当した専門家は、「国が他地域で行った調査と比べて明らかに高い。行政は汚染源の調査と対策に取り組むべきだ」と強調しました。

「行政が汚染源の特定を」

 国分寺市の東恋ヶ窪の浄水所では都の検査で最大で、1リットルあたり153ナノグラムのPFASを検出するなどして取水が停止されています。同じく市内にある国分寺北町の浄水所でも、過去に最高で260ナノグラム/リットルを検出しています。高濃度の汚染が明らかになっている浄水所からの水を長年、飲んできた国分寺市民にどんな影響が出ているか、注目されていました。

 今回、まとまったのは、昨年11月に国分寺市内の検査会場で採血した87人の結果。対象となったのは21歳から91歳まで、平均年齢は66.8歳でした。女性が53人で男性は34人。市内在住に限定していないため、国分寺市民が65人のほか、小平市民11人など計7市の在住です。

 検査では多くの種類があるPFASのうち、13種類を測定しており、今回はPFOS、PFOA、PFHxS、PFNAという主要な4種類について血液中の濃度をまとめました。

関連記事

最近の記事

  1. 多くの市民が見守るなか行われた除幕式= 7 日、府中市
     世界で武力紛争が相次ぎ、憲法改悪の動きが緊迫する中、全国で37カ所目、都内2カ所目となる…
  2. 未来塾で語り合う吉良、山添両氏と参加者=11日、都内  日本共産党の吉良よし子、山添拓両参院…
  3.  日本共産党は11日、池袋駅で衆院選の東京の予定候補が勢ぞろいする街頭演説会を開きました。田村智子…
  4.  全国労働組合総連合(全労連)は4月に、アメリカ・シカゴで開かれた労働運動の交流会議「レイバーノー…
  5.  東京都多摩南部地域でも路線バスを運行する小田急グループの神奈川中央交通(神奈中バス=神奈川県平塚…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

Instagram

#東京民報 12月10日号4面は「東京で楽しむ星の話」。今年の #ふたご座流星群 は、8年に一度の好条件といいます。
#横田基地 に所属する特殊作戦機CV22オスプレイが11月29日午後、鹿児島県の屋久島沖で墜落しました。#オスプレイ が死亡を伴う事故を起こしたのは、日本国内では初めて。住民団体からは「私たちの頭上を飛ぶなど、とんでもない」との声が上がっています。
老舗パチンコメーカーの株式会社西陣が、従業員が救済を申し立てた東京都労働委員会(#都労委)の審問期日の12月20日に依願退職に応じない者を解雇するとの通知を送付しました。労働組合は「寒空の中、放り出すのか」として不当解雇撤回の救済を申し立てました。
「汚染が #横田基地 から流出したことは明らかだ」―都議会公営企業会計決算委で、#斉藤まりこ 都議(#日本共産党)は、都の研究所の過去の調査などをもとに、横田基地が #PFAS の主要な汚染源だと明らかにし、都に立ち入り調査を求めました。【12月3日号掲載】
東京都教育委員会が #立川高校 の夜間定時制の生徒募集を2025年度に停止する方針を打ち出したことを受けて、「#立川高校定時制の廃校に反対する会」「立川高等学校芙蓉会」(定時制同窓会)などは11月24日、JR立川駅前(立川市)で、方針撤回を求める宣伝を21人が参加して行いました。
「(知事選を前に)税金を原資に、町会・自治会を使って知事の宣伝をしているのは明らかだ」―13日の決算特別委員会で、#日本共産党 の #原田あきら 都議は、#小池百合子 知事の顔写真と名前、メッセージを掲載した都の防災啓発チラシについて追及しました。
ページ上部へ戻る