無償教育、早く実現を 奨学金の会が署名提出集会〈2023年6月18日号〉
- 2023/6/20
- 教育
全日本教職員組合(全教)や全国私立学校教職員組合連合(全国私教連)などが参加する「国民のための奨学金制度をめざし、無償教育をすすめる会(奨学金の会)」が9日、15回目となる署名提出院内集会を開き、2万3910人分の請願署名を提出しました。
大学就学支援制度の拡充や、奨学金の「出世払い制度」の導入中止、無償教育の立法化、教育予算をOECD加盟国水準に引き上げることなどを求めています。
全教の檀原毅也書記長は、開会のあいさつで「教育無償化は当たり前の権利だと、まだまだ認められていない」と指摘。岸田政権のもとでは、困窮者への施し、物価高騰対応策、少子化対策といった要素が色濃くなっていると批判し、学ぶ人をあまねく支えることが社会全体の発展につながると訴えました。
奨学金の会の三輪定宣会長が講演し、今月初めに岸田政権が示した教育費政策の素案を解説しました。