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- 〈一分 6月18日号〉「何をそんなに焦っているんですか」─日本共産党の田村智子参院議員が12日、マイナンバーカードへの保険証一本化をめぐって、決算委員会で岸田首相に問いかけた言葉です…
〈一分 6月18日号〉「何をそんなに焦っているんですか」─日本共産党の田村智子参院議員が12日、マイナンバーカードへの保険証一本化をめぐって、決算委員会で岸田首相に問いかけた言葉です…
「何をそんなに焦っているんですか」─日本共産党の田村智子参院議員が12日、マイナンバーカードへの保険証一本化をめぐって、決算委員会で岸田首相に問いかけた言葉です▼保険証廃止とマイナ保険証への一本化法案が可決された今も、マイナカードをめぐるトラブルが連日のように起きています。他人の保険証の情報が登録されていたり、家族名義の口座がひも付けられたケースが10万件を超える規模であったり、他人の証明書がコンビニで交付されてしまったり…。いずれも制度の根幹に関わるような出来事です▼読売新聞などからも、マイナンバー制度の推進を見直すよう求める社説が出され始めました。田村氏は、そのことも示して、一旦立ち止まることを提起しましたが、首相は「(トラブルを)重く受け止めなければならない」と答えるのみでした▼閉会目前を迎えた国会では、会期延長もにらんで、マイナ保険証のみならず、入管法、軍拡財源拡大、原発延命などが強行されようとしています▼いずれも、各省庁が長年の悲願としながら、国民の反対で実現しなかった法案や政策ばかりです。「破局的な暴走を止めるのは、私たち国会の役割」─田村議員が質疑で投げかけた言葉は、終盤国会全体にも、あてはまります。
東京民報2023年6月18日号より