〈一分 7月23日号〉アメリカでハリウッド俳優ら16万人が加盟する全米映画俳優組合が、待遇の改善などを求めて14日、ストライキに入りました…

 「大勢の俳優や脚本家が生計を立てられなくなっている。業界が生き残るには変化が必要。俳優陣にとってその旅はいま始まる」ー映画「オーシャンズ11」などで知られるアメリカの俳優ジョージ・クルーニーがCNNテレビに寄せた言葉です▼アメリカでハリウッド俳優ら16万人が加盟する全米映画俳優組合が、待遇の改善などを求めて14日、ストライキに入りました。すでにストライキに入っていた全米脚本家組合との同時ストに入るのは、63年ぶりだといいます▼ストライキの背景にあるのは、インターネットの動画配信サービスの普及で、業界の報酬構造が激変したことがあります。さらに、人工知能(AI)の技術発展が、脚本家や俳優の仕事を奪うことへの規制も求めています。ジョージ・クルーニーなど、著名な俳優にも、ストへの支持や連帯の動きが広がっています▼急激な物価上昇が世界的に続く中で、賃上げや年金問題に対する、全国的な規模でのストライキの動きも、フランスや韓国など、各国に広がっています。日本でも、今年の春は、かつてない規模のストライキが取り組まれたほか、最賃引き上げのデモも繰り広げられています▼生活の苦しさが広がる中、「ストライキが当たり前」の社会を日本にも。

 東京民報2023年7月23日号より

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