解説Q&A 田村さん追及の「ザハ案」って〈2023年7月30日号〉

 読者から寄せられた質問や疑問にQ&A方式で答えます。

  田村智子さんのインタビュー(23日付1面)で、国立競技場建て替えで、当初計画された「ザハ案」という言葉が出てきました。どういう案ですか?(女性)

  東京オリンピックの開催に向けて計画された国立競技場の建て替えで、2012年に事業主体のJSC(日本スポーツ振興センター)が行ったデザインコンクールの際、審査委員会が決定したのが、イラク出身の建築家、ザハ・ハディド氏のデザインでした。これがザハ案です。

  どんな問題点があったのでしょう。

 ザハ案は、「キールアーチ」と呼ばれる本の巨大なアーチが特徴でした。このアーチに東京タワー5本分の鉄骨を使うなど、コンペ時点では1300億円の工事費が予定されていたにも関わらず、最終的な建設計画で総工費は2520億円に膨らみました。

 また、キールアーチ構造の安全性や、大会後の維持管理の採算性など、さまざまな問題点が指摘されました。

 国会では田村智子参院議員をはじめ、日本共産党の議員が、繰り返し問題点を追及しました。都議会でも共産党都議団が追及しました。

  その後の動きは?

  ザハ案は2015年7月に、白紙撤回が決まりました。当時の東京民報インタビューで田村さんは、他党の議員からも「政府を追いつめたね。田村さんが計画を見直させたようなものだよね」という言葉がかけられたと紹介しています(2015年8月30日付)。

 その後、国立競技場はデザインが再募集され、現在の隈研吾氏の案が採用されました。

東京民報2023年7月30日号より

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