新宿御苑「汚染土の持ち込みノー」 環境省の安全アピールに抗議〈2023年9月3日号〉

環境省主催のイベントに抗議する人たち=8月27日、新宿区

 「新宿御苑への放射能汚染土持ち込みに反対する会」は8月27日、環境省が主催する「福島、その先の環境へ」と題するイベント開催に抗議するスタンディングを新宿御苑の新宿門前(新宿区)で行いました。

 環境省は東京電力福島第1原発事故で発生した汚染土を新宿御苑(新宿区内藤町)の花壇で「再生利用」する実証事業を計画しています。この日行われたイベントは、福島県内で発生した除去土壌などについて、安全をアピールするのが狙い。福島県産の特産品が当たるクイズやラリーイベントが26、27日の2日間にわたって行われました。

 新宿御苑を訪れた家族連れやカップルが「新宿御苑への放射能汚染土の持ち込み反対」と書かれた横断幕に注目。多くの人がメンバーが配るビラを受け取っていました。中でも外国人観光客の関心は高く、足を止めて英語で説明を聞いて「ワオー」と驚く人や、「世界中が心配している。頑張ってください」と激励する人も相次ぎました。

 環境省は福島県内の「中間貯蔵施設」に集めた汚染土をリサイクルして1㎏当たり8000ベクレルまでの汚染土を公共工事や農地に使う方針です。

 会のメンバーらがマイクを握り「環境省は復興の先にというが、本当に福島の人たちや国民のことを考えているとは思えない。放射能汚染物質は一カ所に集めて管理するのが原則。公園や土木工事に汚染土が使われれば、全国に汚染物質が拡散してしまう。よりよい環境の中で暮らしていくために、ぜひ関心を持って考えてほしい」と呼びかけました。

 また、政府が福島原発事故で出た汚染水を地元住民や漁協との約束を破って海洋放出を決めたことを厳しく批判。「安全な水、豊かな土のある安心して暮らせる社会を子どもたちに手渡すことが、私たち大人の責任です。放射能汚染土を拡散してはいけない」と訴えました。

東京民報2023年9月3日号より

関連記事

最近の記事

  1.  任期満了に伴う都知事選が7日投開票され、市民と野党の共闘で推された前参院議員の蓮舫候補(56)=…
  2.  7日投開票の都知事選で3選を決めた現職の小池百合子氏は291万8015票(得票率42.8%)を獲…
  3.  羽田空港で今年1月に起きたJAL機と海上保安機の衝突炎上事故では、客室乗務員が乗客を機内に取り残…
  4. 都議補選報告に激励次々  9選挙区(いずれも欠員1)で行われた都議補選も7日、投開票されまし…
  5.  日本共産党都委員会の常任委員会は8日、都知事選・都議補選(7日投開票)について声明を出しました。…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

Instagram

#東京民報 12月10日号4面は「東京で楽しむ星の話」。今年の #ふたご座流星群 は、8年に一度の好条件といいます。
#横田基地 に所属する特殊作戦機CV22オスプレイが11月29日午後、鹿児島県の屋久島沖で墜落しました。#オスプレイ が死亡を伴う事故を起こしたのは、日本国内では初めて。住民団体からは「私たちの頭上を飛ぶなど、とんでもない」との声が上がっています。
老舗パチンコメーカーの株式会社西陣が、従業員が救済を申し立てた東京都労働委員会(#都労委)の審問期日の12月20日に依願退職に応じない者を解雇するとの通知を送付しました。労働組合は「寒空の中、放り出すのか」として不当解雇撤回の救済を申し立てました。
「汚染が #横田基地 から流出したことは明らかだ」―都議会公営企業会計決算委で、#斉藤まりこ 都議(#日本共産党)は、都の研究所の過去の調査などをもとに、横田基地が #PFAS の主要な汚染源だと明らかにし、都に立ち入り調査を求めました。【12月3日号掲載】
東京都教育委員会が #立川高校 の夜間定時制の生徒募集を2025年度に停止する方針を打ち出したことを受けて、「#立川高校定時制の廃校に反対する会」「立川高等学校芙蓉会」(定時制同窓会)などは11月24日、JR立川駅前(立川市)で、方針撤回を求める宣伝を21人が参加して行いました。
「(知事選を前に)税金を原資に、町会・自治会を使って知事の宣伝をしているのは明らかだ」―13日の決算特別委員会で、#日本共産党 の #原田あきら 都議は、#小池百合子 知事の顔写真と名前、メッセージを掲載した都の防災啓発チラシについて追及しました。
ページ上部へ戻る