関東大震災100年 吉良議員が「きらスタ」 作家・深沢潮さんと対談〈2023年9月24日号〉

 日本共産党の吉良よし子参院議員によるユーチューブの動画番組シリーズ「吉良よし子スタジオ」(きらスタ)の第4回「関東大震災から100年-虐殺と差別」が、9月1日の公開から2週間で視聴回数2500回を超え好評です。

 第一部では、吉良氏が関東大震災の朝鮮人虐殺を描いた絵巻などを展示中の高麗博物館(新宿区)を訪問。第二部では、最新作の小説『李の花は散っても』で、虐殺の場面も描いた作家の深沢潮さんと対談しています。

 高麗博物館では、スタッフから絵巻について説明を受けた吉良氏が「鳥肌が立つような恐ろしさを感じた」と感想を語っています。

 対談で深沢氏は、朝鮮半島出身の自身の祖父が、関東大震災の際に自警団に殺されかけた体験から、その後も、酔ってアリランを歌う時も小声にするなど、朝鮮人であることを隠して生きていたことを紹介。小池百合子都知事が、今年も朝鮮人虐殺の追悼式典に、追悼文を送らなかったことに、「祖父のことを思って、震えるほど怒りを覚えた。(知事の言動で、虐殺を)ないことにしようという人たちが、たくさん出てくる。100年経って、それが繰り返されるのか」と批判。吉良氏は「政治家として、真実を明らかにさせ、虐殺をきちんと総括させたい。それによって、今のデマ・ヘイト(差別)をなくさせていかなくてはいけない」と語っています。

東京民報2023年9月24日号より

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