【国会議員コラム】山添拓*未来を拓く 自民党政治と決別する2024年に〈2023年12月24日号〉

国会前行動(15日)で

 政治資金パーティ裏金疑惑が自民党政治の深刻な腐敗を浮き彫りにしています。

 臨時国会終盤、私も安倍派所属の政務三役に質問しましたが、「政府の立場でお答えは差し控える」とそろって答弁拒否。政治資金規正法違反で有罪なら公民権停止です。「政府の立場」どころか議員の資格さえ問われるから尋ねたのですが。閉会すると速やかに辞任し、「派閥側からの指示だった」とあっさり語る人も。

 「決して悪意を持って裏金をつくるようなことはしていない」と述べる議員がいるようです。まるで悪い裏金と悪くない裏金があるかのよう。派閥ぐるみ、組織ぐるみで裏金集金システムが作り上げられ、億単位に上る裏金を隠ぺいしてきた事実に驚きと呆れ、怒りと憤りが広がるのは当然です。

 15日、市民連合などが呼びかけ国会正門前で緊急行動がとりくまれました。横断幕は「#岸田政権の退陣を求めます」―市民弁士や野党各党がマイクを握り、冷え込むなかでその場の空気はどんどん熱くなるようでした。物価高騰に経済無策、大軍拡と大増税、原発回帰の大転換、保険証廃止、インボイスの強行など今年をふり返るだけでもこれでもかとばかりに悪政を進める自民党政権が、裏ではせっせと裏金づくり。「聞く力」は、もっぱらカネで結びついた企業や団体に発揮され、国民の声には耳を貸さずに来ました。

 自民党政治そのものと決別する大運動を!

 解散総選挙に追い込み、政治を転換する2024年に!

(弁護士・日本共産党参院議員)

東京民報2023年12月24日号より

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