初づくし2024年〈2023年12月31日・1月7日合併号〉
- 2023/12/31
- ニュース
年くれぬ 春来べしとは
思ひ寝に まさしく見えて
かなふ初夢
西行法師
今年の干支は辰。もともとは「振(ととのう)」という字で表現されていました。前の年の卯年に地面を這うようにして成長した草木がその姿・形をととのえる時期とされています。今年は東京都知事選挙の年。この間の地方選挙、総選挙で成長してきた市民と野党の共闘。新しい都政実現の初夢を正夢に。
旧大名庭園で初春を寿ぐ
都立8庭園が二~三日、正月開園を行います。
六義園
江戸前期に作庭された大名庭園。「着物でお正月」、ご利益花壇や門松、吹上茶屋でお抹茶。(地下鉄駒込駅)
小石川後楽園
水戸光圀が手がけた名園。羽根つきや独楽まわしなど懐かしい正月遊び。夜間開園~灯りと笑いで福招き~(十二日~二十一日・特別チケット)(JR飯田橋駅)
浜離宮恩賜公園
徳川将軍家の御鷹場。新春の空に鷹が舞う!放鷹術の実演とお楽しみ広場(地下鉄汐留駅)
春の七草を楽しむ
向島百花園(四~七日)
江戸期、文人墨客でにぎわった名園。「ジャンボ七草籠」など春の七草展示。(東武線東向島駅)
神代植物公園(二~一三日)
新春ならではの植物展示や雪吊り。新春コンサート(彩豊かな尺八と琴の共演と津軽三味線合奏の世界)(バス・深大寺植物園)
初舞台を楽しむ
歌舞伎座(銀座)
壽 初春大歌舞伎 (昼の部)「當辰歳歌舞伎賑」「荒川十太夫」「狐狸狐狸ばなし」(夜の部)「鶴亀」「寿曽我対面」「息子」「京鹿子娘道成寺」(二日~二七日)
新橋演舞場(銀座)
初春歌舞伎 近松門左衛門 歿後三百年「平家女護嶋 恩愛麻絲央源平」(六日~二五日)
浅草公会堂(浅草)
新春浅草歌舞伎 (第1部)「お年玉〈年始ご挨拶〉」「本朝廿四孝」「与話情浮名横櫛」「神楽諷雲井曲毬」(第2部)「お年玉〈年始ご挨拶〉」「熊谷陣屋」「流星」「魚屋宗五郎」二日~二六日)
☆三座とも
〇五七〇・〇〇〇・四八九
笑う門には福来たる
鈴本演芸場(上野広小路)
正月初席「吉例落語協会初顔見世公演」(一日~一〇日)柳亭市馬(一部)、古今亭菊之丞(二部)、柳家三三(三部)がトリを努めます。(〇三・三八三四・五九〇六)
浅草演芸ホール(浅草)
新春!お笑い名人寄席。初席(一日~一〇日)のトリは、林家木久扇(一部)、春風亭小朝(二部)、林家正蔵(三部)、柳家さん喬(四部)(〇三・三八四一・六五四五)
新宿末廣亭(新宿三丁目)
雑踏の裏に笑いあり。壽 正月初席(一日~一〇日)トリは春風亭昇太(一部)、神田松鯉(二部)、桂竹丸(三部)(〇三・三三五一・二九七四)
池袋演芸場(池袋西口)
正月初席(一日~一〇日)三遊亭遊三(一部)、三遊亭小遊三(二部)、三笑亭茶楽(三部)のトリなど。(〇三・三九七一・四五四五)
生の伴奏で歌い初め
歌声喫茶ともしび(高田馬場)
歌の楽しさをみんなで共有。「新春お楽しみ企画」(五日~二月一日。お店に問い合わせを)(〇三・六二三三・八三八一)
東京民報2023年12月31日・1月7日合併号より