政治動かす「欠かせぬ議席」 共産党「比例百万で山添再選必ず」〈2022年5月29日号〉

 参院選の予想される日程(6月22日公示、7月10日投票)まで1カ月に迫る中、東京選挙区(改選数6)では、著名人や有力候補の立候補表明が相次ぎ、各党も懸命な選挙戦を展開して、大激戦、大混戦の様相を強めています。日本共産党から出馬を予定する現職の山添拓氏は、初当選から6年間、世論と結んだ国会論戦で政治を動かしてきた実績を訴え、都内での比例100万票の実現と結んで必ず再選を、と支持を広げています。

サポーターとの共同宣伝で街頭からの質問に答えて訴える 山添氏= 21 日、新宿区
サポーターとの共同宣伝で街頭からの質問に答えて訴える山添氏=21日、新宿区

参院選東京 著名人乱立で大激戦

 東京選挙区には「五体不満足」などの著書で知られる、作家の乙武洋匡氏が20日、無所属での出馬を表明しました。さらに、れいわ新選組の代表で、衆院議員を辞職して参院選に立候補するとしていた山本太郎氏が同日、東京選挙区での立候補を明らかにしました。東京選挙区で出馬予定だった候補は、比例代表にまわるといいます。

 読売新聞は同日のオンライン記事で、「知名度の高い両氏が出馬表明し、選挙区の構図が一気に流動化している」と報じました。

 自民党は現職で元ビーチバレーボール日本代表の朝日健太郎氏と、安倍晋三元首相が後押しする俳優で新人の生稲晃子氏を擁立。いずれも知名度の高い候補です。

 立憲民主党は、前回選挙でトップ当選した現職の蓮舫氏と、前衆院議員の新人、松尾明弘氏の2人当選をねらっています。改選数6に有力候補だけでもすでに10人という、大乱戦の様相です(表1)。

 さらに、有力とされる候補で最も年齢が高いのは50歳代で、30代、40代の候補が並ぶことも特徴です。都内の現役世代、無党派層の票を奪い合う構図です。

 日本共産党の山添拓氏は、6年前の初当選以来、初質問ではJAL(日本航空)の大量解雇の不当労働行為を追及するなど、国民の声を国会で代弁してきました。抜群の論戦力で、検察人事に官邸が介入する検察庁法改定案(2020年)では、山添氏の質問が1000万件を超えるツイッターデモのきっかけをつくり、廃案に追い込む力となるなど、世論と結んだ論戦で国政を動かしています。

関連記事

最近の記事

  1. 共同街宣で酒井候補らと共に訴える田村氏=4月16日、江東区  公職選挙法違反事件(買収等)で…
  2.  目黒区長選は4月21日投開票され、「みんなの目黒区長をつくる会」の前都議、西崎翔(つばさ)氏(4…
  3. 1面2面3面4面5面6面 【1面】 余暇と遊びは基本的権利 子どもの権利条約 批准から3…
  4.  待機児童、介護離職、残業、都道電柱、満員電車、多摩格差、ペット殺処分。こう聞いて、すぐに共通点が…
  5.  「裏金事件」で自民党への批判と怒りが大きく広がるなか、公職選挙法違反事件で有罪が確定した柿沢未途…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

Instagram

#東京民報 12月10日号4面は「東京で楽しむ星の話」。今年の #ふたご座流星群 は、8年に一度の好条件といいます。
#横田基地 に所属する特殊作戦機CV22オスプレイが11月29日午後、鹿児島県の屋久島沖で墜落しました。#オスプレイ が死亡を伴う事故を起こしたのは、日本国内では初めて。住民団体からは「私たちの頭上を飛ぶなど、とんでもない」との声が上がっています。
老舗パチンコメーカーの株式会社西陣が、従業員が救済を申し立てた東京都労働委員会(#都労委)の審問期日の12月20日に依願退職に応じない者を解雇するとの通知を送付しました。労働組合は「寒空の中、放り出すのか」として不当解雇撤回の救済を申し立てました。
「汚染が #横田基地 から流出したことは明らかだ」―都議会公営企業会計決算委で、#斉藤まりこ 都議(#日本共産党)は、都の研究所の過去の調査などをもとに、横田基地が #PFAS の主要な汚染源だと明らかにし、都に立ち入り調査を求めました。【12月3日号掲載】
東京都教育委員会が #立川高校 の夜間定時制の生徒募集を2025年度に停止する方針を打ち出したことを受けて、「#立川高校定時制の廃校に反対する会」「立川高等学校芙蓉会」(定時制同窓会)などは11月24日、JR立川駅前(立川市)で、方針撤回を求める宣伝を21人が参加して行いました。
「(知事選を前に)税金を原資に、町会・自治会を使って知事の宣伝をしているのは明らかだ」―13日の決算特別委員会で、#日本共産党 の #原田あきら 都議は、#小池百合子 知事の顔写真と名前、メッセージを掲載した都の防災啓発チラシについて追及しました。
ページ上部へ戻る