都議会環境・建設委員会が14日開かれ、「檜原村産廃焼却場の建設計画に関する陳情」についての質疑がありました。「慎重審議」を求める9件の陳情は全会一致で趣旨採択となりましたが、建設不許可を求める陳情については、日本共産党、立憲民主党、グリーンな東京は継続審査を求めましたが、自民、都民ファースト、立憲民主、公明の反対で不採択となりました。
同村の産業廃棄物焼却場の建設を巡っては、「自然豊かな檜原村に産廃焼却場はいらない」との署名が1万5千人、その他にネット署名1万人を超えるなど、反対の声が広がっています。村議会では全会一致で反対決議があがり、9月議会で坂本義次村長も反対を表明しました。
同施設は比留間運送(本社・武蔵村山市)が計画。高さ45㍍の巨大な煙突を備え、24時間稼働1日96トン、年間最大3万5000トンの汚泥や廃油などの産廃が焼却されます。現在、事業者から廃棄物処理法に基づく設置認可申請が都に提出され、審査が行われています。