【健康コラム】政権からの情報は政治的意図あり 殺し殺され負傷、これが戦争の現実〈4月23日号より〉

 

 

 20年前、イラク戦争2003.3.20に火をつけたのがNYT記者のスクープでした。“イラクは大量破壊兵器を隠し持っている”

 米政権はそれを口実にイラク攻撃です。大量破壊兵器はなし、誤報でした。

 “捏造情報を流して記事を書かせ、その報道を利用して戦争を起こす。政府が仕掛けた情報戦に記者がまんまと引っ掛かってしまった”(日本ジャーナリスト懇話会会報 2012.8.20)

 政権からの情報・漏らしは政治的意図あり、です。

 いまは昔、満州事変を軍の発表通り「支那軍満鉄線を爆破」(東京日日 1931.9.19)と報じ、戦争煽り役になったのもそう。関東軍自らの爆破でした。

 軍の武力支配でどうなったか。文献を元に内藤裕史麻酔科医のまとめです。(医事新報2023.2.11)

 “関東軍は財源得ようと阿片を専売、阿片窟(多く売春宿兼ねる)公認。阿片中毒90万人、モルヒネ中毒含め111万人に”兵を戦場に慣れしむる為には殺人が早い方法である”

 新聞通信社132社は戦争旗振りに共同宣言を出して。「満州国の政治的安定は極東の平和を維持する絶対の条件」(1932.12.19)

 いまこの国の政権は攻撃兵器爆買い、戦場化想定基地強化、軍事費47兆円の戦争準備へ突っ走りです。

 主要メディアは政権の言い分を流すまま、批判が最も必要な時に批判なし。

 政権の戦時報道体制つくり(赤旗2023.3.14)に屈しちゃダメ。新しい大本営発表報道になってしまう。

 イラク・アフガン戦争(2001-2011)での米兵死因分析です。(J Trauma Acute Care Surg 2012.12)

 “戦場死亡4,596人、87%は医療施設収容前に死亡。生存可能と判断された兵も多くは出血で死亡”

 殺し殺され、負傷。民間人も。戦争の現実です。

 やらせてはいけない。声をあげよう。

(上野敏行)

(東京民報2023年4月23日号より)

東京民報最新号はこちらから

カテゴリーから探す

記事を掲載時期から探す

最近の記事

  1.  憲法記念日の5月3日、有明防災公園(江東区)で憲法大集会が開かれました。今年は約5万人(主催者発…
  2.  「7校の夜間定時制の存続を求める集会パート4」が4月25日、ラパスホール(豊島区)で開催され、5…
  3.  日本共産党の吉良よし子参院議員は4月23日から30日まで、核不拡散条約(NPT)再検討会議への同…
  4. 1面2面3面4面 紙面サンプルと、各面の記事紹介 月440円のサブスク…
  5. 1986年4月26日に、ウクライナ北部で起きたチョルノービリ(チェルノブイリ)原発事故から40年が…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

2023年4月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  
ページ上部へ戻る