排除ありきが明らかに 東京国税局 パワハラ免職で尋問〈2023年6月11日号〉 

口頭審理後、人事院前で支援者の激励に応える原口さん=1日、千代田区

 東京国税局の管理部門で勤務していた職員の原口朋弥さんが、パワハラを受けた後に人事評価D(最低)が続いたことをもって2021年6月、分限免職処分(解雇・ことば)になり、その取り消しを求めて審査請求をしている問題で1日、人事院公平審査の公開口頭審理が行われました。東京国税局選考課課長補佐(当時)が出席し、尋問をうけました。

 これまで原口さんは「具体的な問題点の指摘や指導もなく、密室で怒鳴られ続けるなどのパワハラを受けた。パワハラによるうつ病発症時も、ADHD(注意欠陥多動障害)の診断以降も配慮がなされなかった」と主張しています。この日、原口さんの弁護団に処分の原因について具体的な問題を聞かれ、課長補佐は「勤務改善がないこと、成績が上がらないこと、フォローする職員が大変なこと」と抽象的な回答に終始。さらに「通常にしてくれればいい。(通常とは)現場判断だ」と障害への配慮や理解をする気がなく、〝排除ありき〟で対応してきたことが露呈しました。

 弁護団が「病気休職以外では、無遅刻無欠勤でありながら昇給は一切なかった。障害特性を考慮した他部門への配置転換の検討もなかった。内部事務センターの開設予定もあったが、事務部門への異動は考えなかったのか」と聞くと、課長補佐は「考えもしなかった」と答えました。

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