日本共産党が6月23日に発表した次期衆院選の比例予定候補。東京ブロックは、田村智子参院議員、宮本徹衆院議員(東京20区重複)、谷川智行党中央政策委員(東京4区重複)、坂井和歌子・吉良よし子・山添拓参院議員事務所長の4氏です。そのうち田村氏は、参院議員からの鞍替えとなり、驚きと歓迎の声があがっています。
「今の国会を何とかして変えないといけない。そのために総選挙で日本共産党をどうしても伸ばさないといけない。今、私にできることは何だろうかとの思いで立候補を決意した」
予定候補4氏がそろって初めて臨んだ池袋駅西口での街頭演説(6月27日)で、田村氏は心の内を明かしました。
田村氏は衆院比例予定候補になったことに、「大きな激励と喜びの声がたくさん届きました」と紹介。同時に「参院での田村智子の議席はどうなるのか」という心配の声もあるが、前回参院選で落選した大門みきし氏が復活することに、「これにもうれしいという声が届いている」と語りました。
また、「東京以外の人からは、応援していたのに選挙で田村智子と書けなくなってしまう」という声も届いているが、「衆院比例選挙では、日本共産党と書いていただける方が広がれば広がるだけ、日本共産党の議席が増えて、私たち国会議員団の質問時間も確保することができる」と強調。
「全国で比例は共産党と心一つにどうか応援していただいて、強い共産党議員団、そして質問時間をたっぷり確保できる、そういう国会をご一緒につくっていただきたい」と呼びかけました。
その上で田村氏は、健康保険証の廃止とマイナンバーカードを強要する法案や、老朽化した原発を稼働・新設し石炭火力に頼る法案を自民、公明と維新、国民が一緒になって強行したと告発。敵基地攻撃能力の保有、5年間で43兆円もの大軍拡など岸田内閣の暴走を批判し、「平和も暮らしも押しつぶす大軍拡を止めるため、ともに力を合わせましょう」と訴えました。
東京民報2023年7月9日号より