葛飾区 公金不正流用の全容示せ 区長に代表が献金の法人〈2023年8月27日号〉

記者会見で全容解明を求めるただす会の人たち=8日、葛飾区

 葛飾区の青木克徳区長が区の補助金を不正流用していた法人の理事長から寄付を受けていた問題を告発する「葛飾区政をただす会」(浅野正治代表)は、同法人が10年間で4億円を超える不正流用があったことが情報開示資料で新たに分かったとして、改めて青木区長に対し、2度目の公開質問状を提出し、説明責任を果たし、全容を明らかにするよう求めました。8日に開いた記者会見で明らかにしました。

ただす会が区長に質問状

 この法人は「かつしか堀切保育園」を運営する社会福祉法人「葛飾会」。都選挙管理委員会が公表した2019~21年度の政治資金収支報告書によると、青木区長が代表を務める後援会が計130万円を受け取っていました。

 ただす会の浅野代表は、7月26日に提出した公開質問状への青木区長の回答(7月26日付)について、1回目(7月20日付)と同様、献金は「法に則り処理している」としただけで、「具体的指摘に答えない不誠実なものだった」と批判しました。

 その上で、青木区長が17年にもこの代表から15万円を受け取っていたこと、同保育園が17~21年度に保育園運営費6218万円余の公金を不正流用し、飲食や私的流用などに使われていたことをあげ、「公金を支出した葛飾区にも損害を与えた。法人代表に対して刑事告訴・告発を行い、真相究明と再発防止策を講じるべきだ。区長は事実を誠実に明らかにすべきだ」と訴えました。

 青木区長は「葛飾会」理事長の他にも、区立学校の給食調理業務を受託している「藤江」の創業者や、区施設の改修工事を請け負っている「トーヨー建設」の代表者らからも献金を受け取っていました。公職選挙法は自治体と請負などの契約を結んだ当事者から、自治体の長の選挙に関しての寄付を禁止し、政治資金規正法は自治体から補助金などを受けた法人の政治活動に関する寄付を禁止しています。

 浅野代表は「議会で調査特別委員会を設置するなど追及を期待している。会としての今後の対応は検討中だ」としました。会見には日本共産党の三小田准一、木村ひでこ両区議が同席しました。

東京民報2023年8月27日号より

関連記事

最近の記事

  1. インスタライブで語り合うeriさん(左)と田村さん=4月18日  日本共産党の田村智子委員長…
  2.  めぐろ被災者を支援する会は6月30日まで、控訴費用などを求めるクラウドファンディングを行っていま…
  3. 共同街宣で酒井候補らと共に訴える田村氏=4月16日、江東区  公職選挙法違反事件(買収等)で…
  4.  目黒区長選は4月21日投開票され、「みんなの目黒区長をつくる会」の前都議、西崎翔(つばさ)氏(4…
  5. 1面2面3面4面5面6面 【1面】 余暇と遊びは基本的権利 子どもの権利条約 批准から3…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

Instagram

#東京民報 12月10日号4面は「東京で楽しむ星の話」。今年の #ふたご座流星群 は、8年に一度の好条件といいます。
#横田基地 に所属する特殊作戦機CV22オスプレイが11月29日午後、鹿児島県の屋久島沖で墜落しました。#オスプレイ が死亡を伴う事故を起こしたのは、日本国内では初めて。住民団体からは「私たちの頭上を飛ぶなど、とんでもない」との声が上がっています。
老舗パチンコメーカーの株式会社西陣が、従業員が救済を申し立てた東京都労働委員会(#都労委)の審問期日の12月20日に依願退職に応じない者を解雇するとの通知を送付しました。労働組合は「寒空の中、放り出すのか」として不当解雇撤回の救済を申し立てました。
「汚染が #横田基地 から流出したことは明らかだ」―都議会公営企業会計決算委で、#斉藤まりこ 都議(#日本共産党)は、都の研究所の過去の調査などをもとに、横田基地が #PFAS の主要な汚染源だと明らかにし、都に立ち入り調査を求めました。【12月3日号掲載】
東京都教育委員会が #立川高校 の夜間定時制の生徒募集を2025年度に停止する方針を打ち出したことを受けて、「#立川高校定時制の廃校に反対する会」「立川高等学校芙蓉会」(定時制同窓会)などは11月24日、JR立川駅前(立川市)で、方針撤回を求める宣伝を21人が参加して行いました。
「(知事選を前に)税金を原資に、町会・自治会を使って知事の宣伝をしているのは明らかだ」―13日の決算特別委員会で、#日本共産党 の #原田あきら 都議は、#小池百合子 知事の顔写真と名前、メッセージを掲載した都の防災啓発チラシについて追及しました。
ページ上部へ戻る