アジアの現実を映画で 学び語らうサロンを開設〈2024年11月10日号〉

インドの社会背景を語る、ファシリテーターの伴野氏=4日、中央区

 アジアを中心に約40カ国、320本もの優れたドキュメンタリー映画を世界に配信する「アジアンドキュメンタリーズ」(株式会社アジアンドキュメンタリーズ)が、配信作品を見て、学び、語らうビューイング・サロンを中央区日本橋浜町にオープンし、第1回目の鑑賞会を4日に開きました。

 アジアンドキュメンタリーズは、2018年に配信サービスを開始。貧困、戦争、民俗、環境など、テレビや新聞では取り上げないアジアで生きる人々の現実、社会問題に鋭く切り込む日本未公開作品を厳選。人生で築き上げてきた価値観が揺さぶられるような衝撃、感動を与える作品のラインナップは、ドキュメンタリー映画を愛する人々に注目されています。

 第1回目の鑑賞作品は、インド、ウッタル・プラデーシュ州の工業都市・カーンプル(人口約280万人)で繰り広げられる、街の天才「盗電師」と、電力会社との攻防を追った、アジアンドキュメンタリーズの大ヒット映画『街角の盗電師』(13年/82分/製作国 インド、アメリカ)。約2.4億人が電気のない生活を送るインドの電力不足問題は、インフラ整備の遅れ、格差社会を浮き彫りにし、気候危機といった地球規模の課題につながります。

 サロンでは、定期的に名作の鑑賞会を開催。映画館と同じこだわりの椅子が14席並ぶ小規模な会場で、気軽にドキュメンタリー映画を見ることができ、鑑賞後は参加者がざっくばらんに感想や意見を語り、学びや交流を深めます。

 作品に合わせ、専門家による解説も予定。同社代表取締役社長の伴野智氏は、「配信で見るだけでは、ドキュメンタリーの面白さが一部しか伝えられない、感じてもらえないのではないかと思っていた。社会の背景、その国のさまざまな事情などを知ることで、より深い気付きや発見がある。みんなで和気あいあいと意見交換ができるようなスペースをつくりたかった」と、サロンを立ち上げた経緯を語りました。

アジアンドキュメンタリーズ 
ビューイング・サロン=中央区日本橋浜町 2-1-10 ACN日本橋浜町ビル4階

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東京民報2024年11月10日号より

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