東日本大震災から、11日で15年となりました▼地震当日は、東京も大きな揺れに襲われ、建物から避難した人たちが不安そうに高層ビルを見上げる姿がありました。帰宅困難者として歩いて家を目指す人たちが深夜まで道路にあふれました▼津波とともに、未曾有の被害をもたらしたのが、原発事故です。東京各地でも、放射線量の高いホットスポットが次々と見つかり、子育て世代などに不安が広がりました▼復興への道は、まだまだ遠いのが現状です。とりわけ、福島原発の廃炉計画は大幅に遅れており、高濃度の放射能を含む燃料デブリ(がれき)は、全体880トンのうち、0・9グラムと、10億分の1しか取り出されていません▼地震列島の日本では、その後も熊本や能登など大きな震災が続いてきました。それぞれの地震のたびに、ボランティアなどによる支援が広がる一方で、政府や行政による避難者支援の不備や、復旧、復興の遅れが指摘され、現代版の棄民政策との批判も起きています▼東日本大震災と原発事故は、毎週金曜日の原発反対の官邸前行動を生み、いまにつながる国会前や官邸前での行動の原点ともなりました。避けられない災害を、多くの人の命を奪う人災にしない社会へ変えるのも、国民の声と運動です。
東京民報2026年3月15,22日合併号より



















