カテゴリー:書評
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【書評】金権体質変える抜本改革案『自民党”裏金事件” 刑事告発は続く』上脇博之 著〈2024年12月15日号〉
日本機関紙出版センター2024年 1500円+税かみわき・ひろし 1958年生まれ。神戸学院大学法学部教授、「政治資金オンブズマン」代表、公益財団法人「政治資金センター」理事など。憲法運動、市民運動の分野に参加 … -
【書評】寅さんを演じた俳優の魅力『渥美清に逢いたい』山田洋次・黒柳徹子 著〈2024年12月15日号〉
マガジンハウス 2024年1980円(税込)やまだ・ようじ 1931年生まれ。映画監督。『男はつらいよ』シリーズなど作品多数くろやなぎ・てつこ 俳優、テレビ『徹子の部屋』の司会。著作に『窓ぎわのトットちゃん』など … -
【書評】貸し出されるのは「人」『ニューヨーク精神科医の人間図書館』ナ・ジョンホ 著/米津篤八 訳〈2024年12月15日号〉
柏書房 2024年1980円(税込)な・じょんほ イェール大学医学部精神医学科教授。精神科受診のハードルを下げるため、文筆活動を続けているよねづ・とくや 朝日新聞社勤務を経て、朝鮮語翻訳家 社会的弱者やマイノリ… -
【書評】違憲の理由を基礎知識から 『同性婚法制化のためのQ&A』 「結婚の自由をすべての人に」訴訟全国弁護団連絡会〈2024年11月17日号〉
岩波ブックレット 2024年570円+税同性間の法的な結婚が認められていないのは憲法違反であると問うため、19年2月に4都道府県で一斉提起した訴訟弁護団の連絡会 民法や戸籍法が同性婚を認めていないのは憲法違反だ… -
【書評】導かれた芸術家への将来 『あこがれの図書館』 パトリシア・ポラッコ 作/福本友美子 訳〈2024年11月17日号〉
さ・え・ら書房 2024年1870円(税込)ぱとりしあ・ぽらっこ アメリカの絵本作家。1944年ミシガン州生まれ。40代になってから絵本をつくりはじめ、115冊以上の作品を出版 もうすぐ一年生になるパトリシアは… -
【書評】戦争の愚劣さの告発記録 『終戦日記一九四五』 エーリヒ・ケストナー 著/酒寄進一 訳〈2024年11月17日号〉
岩波文庫 2022年1067円(税込)えーりひ・けすとなー ドイツの児童文学作家、詩人。『エーミールと探偵たち』などさかより・しんいち 24年に『ケストナーの戦争日記』全訳を岩波書店から発行 エーリヒ・ケストナ… -
読書 今月の本棚と話題*『公園の木はなぜ切られるのか 都市公園とPPP/PFI』 尾林芳匡・中川勝之 著〈2024年9月15日号〉
樹木の伐採、どう守るか 自治体研究所/2024年/本体900円+税/おばやし・よしまさ 八王子合同法律事務所弁護士/なかがわ・かつゆき 東京法律事務所弁護士 神宮外苑再開発をはじめ、公園や街路樹、公共の場… -
読書 今月の本棚と話題*『シャンシャンの雪あそび』日本パンダ保護協会 編〈2024年9月15日号〉
中国で過ごすシャンシャンの日々 朝日新聞出版/2024年/1100円(税込)/にほんぱんだほごきょうかい/パンダの保護普及啓発を目的とした民間の非営利団体 たまたま見かけたパンダの写真。そういえば中国に帰… -
読書 今月の本棚と話題*『被爆者から「明日の語り手」へ核兵器禁止条約から廃絶に』赤旗編集局 編〈2024年9月15日号〉
思いをつなぎ、核兵器廃絶へ 新日本出版社/2024年/1760円(税込)/あかはたへんしゅうきょく/執筆者は赤旗国民運動部・前副部長・阿部活士他 2017年7月7日、人類史上初めて核兵器を違法化する画期的… -
【書評】日本史に輝く民主的傾向 『「江戸の選挙」から民主主義を考える』 柿崎明二 著
岩波ブックレット 2023年720 円+税かきざき・めいじ 帝京大学法学部教授。1961 年秋田県生まれ。共同通信社政治部記者、編集委員など歴任。菅義偉内閣の首相補佐官を務める 著者が本書を書いた動機は、既存の…