米空軍は16日、特殊作戦コマンド(AFSOC)のジム・スライフ司令官の指示で、特殊作戦機CV22オスプレイ全52機の飛行を一時停止して、地上待機させたことが明らかになりました。防衛省は、横田基地周辺自治体に米軍からの情報を提供しました。
飛行中にクラッチの不具合による事故が、過去6週間で2回、2017年以降で4回、発生したためだといいます。原因を究明して、対策を講じるとしています。
米軍事専門誌「ディフェンス・ニュース」の報道によると、事故はエンジンとプロペラのローターをつなぐクラッチが、かみ合わなくなって滑ることで起きるといいます。その場合、オスプレイは二つあるエンジンのもう一基から、プロペラに動力を伝達する仕組みになっているものの、その移行の過程で、機体がよろめき、緊急着陸せざるを得なくなると報じています。