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有料WEB紙面版 2023年8月27日号
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【1面】
- 【躍進への挑戦 衆院比例東京 共産党予定候補】比例東京・4区 谷川智行さん 命守る政治へ、今度こそ 医療と相談の現場知るから
- 米軍機の緊急着陸を防げ 調布飛行場周辺 超党派市議が要請
- 府中市 多摩26市で初表明 10月から給食無償化実施
- コラム・一分
【2面】
- 葛飾区 公金不正流用の全容示せ 区長に代表が献金の法人
- 争議解決が安全への要石 123便事故38年 JAL争議団が訴え
- 高齢者大会へ運動広げよう 11月開催へ実行委員会
- 今年も知事追悼文送らず 朝鮮人虐殺 共産党が再開申し入れ
- 渋谷区副区長 区議中傷認め辞職
- 【連載コラム】教室の風*「NO WAR」の模索
- フラッシュ@T
【3面】
- 戦争の芽つぶすのは今 練馬区 暉峻淑子さん講演
- 希少な生物守ろう 都レッドデータが本に
- 【連載コラム】健康生活*補聴器使用で予防の可能性 中高年の難聴は認知症の危険高める
- 【連載コラム】「パワハラのない社会へ③」 被害を受けやすい人?
- 【国会議員コラム】山添拓「未来を拓く」*PFASシンポ開催します
- 池上保子のかんたん料理No.174
- まちがいさがし「ポカポ家族」 とうきょうクロスワード 詰碁・詰将棋 問題と解答
【4面】
- 【連載】「読書 今月の本棚と話題」
- 【連載】「四面そ~か!?-納得芝居噺-前進座俳優 松涛喜八郎」⑪ 十九代目
- 【連載】「ふるさとスケッチ㉒」(5)海と川シリーズ① 鯨波海岸
- みんなの広場
- パシャ
- (漫画)ママはminminギャルママ(359)
◆テキスト版◆
以下に、各面のトップ記事などを一部、テキスト版で公開しています。
1面 【躍進への挑戦 衆院比例東京 共産党予定候補】比例東京・4区 谷川智行さん 命守る政治へ、今度こそ 医療と相談の現場知るから
医師で、日本共産党中央政策委員、同党都委員会コロナ対策本部長の谷川智行さんは、衆院選で、前回(2021年)に続き、比例東京ブロックと東京4区(大田区の一部)の重複立候補を予定し、勝利へ全力をあげています。「今度こそ国政の場に押し上げていただき、日本の政治を根本から変えたい」-そこには、医療と生活困窮者支援の現場に立ち続けてきたからこその思いがあります。
8月中旬、夕刻で帰宅を急ぐ人たちが行きかう蒲田駅前に、谷川さんの声が響きました。
「物価高騰のなか、国民の痛みに心を寄せない政治を変えましょう。こんな時に増税などとんでもありません。何より、給料を上げる国にすることこそ必要です」
物価高騰の訴えに力がこもるのは、支援活動の現場での実感があるからです。
谷川さんは、大田区内をはじめ都内の病院で25年間、診察にあたるとともに、その合間を縫って、生活困窮者の支援の現場に15年間、足を運び続けてきました。医療相談活動の回数は700回を超えます。
その谷川さんにとっても、新型コロナ発生以降の生活困窮の実態は「衝撃的だった」といいます。毎週土曜の新宿の都庁前での食料配布には、600人、700人にも及ぶ人たちが、現在も並び続けています。
コロナ禍前は、支援を受ける中心は、家を失ってホームレス状態にある人たちでしたが、現在はむしろ、家を持つ人たちや定職を持つ人たちの割合が高くなっています。
「医療相談では『保険証は持っている』という人が多くいます。病院の窓口で払う3割負担が払えないから、病院に行けないのです。適切な医療にかかったり、栄養のある普通の食事をとることすら、『ぜいたく品』になってしまっている」
病院での訪問診療でも、生活の悪化を感じています。
酷暑のなか、熱中症対策にエアコンを必ずつけるよう繰り返し伝えても、ためらう人が多くいるからです。
「この夏の気温のなかでは、エアコンは必須です。それでも、エアコンで電気代がかかると、どこかで生活費を削ってつじつまを合わせないといけない。苦しい気持ちは、よくわかります。給料を上げるなど、まともな生活をできる国に、切り替えなくては、命も健康も守ることはできません」
自民党の現職は保険証廃止先頭に
立候補を予定する4区が大半を占める大田区では、「市民と野党の共闘で、都議補選に続き総選挙も勝利を」との機運が高まっています。
前回2021年の衆院選では、谷川さんが共闘の候補となりました。さらに、今年4月の大田区長選、6月の都議補選(被改選数2)でも市民と野党の共闘が実現。区長選は1万票余りの差で惜敗しましたが、都議補選では共闘の候補が自民党や維新、都民ファーストの候補を上回ってトップで当選しました。
市民連合おおたの会事務局長の野本春吉さん(78)=大田革新懇事務局長=は、「都議補選で勝利したことで、雰囲気がガラッと変わり、次は総選挙を市民と野党の共闘で勝利しようとなっています。谷川さんは誠実な人柄が信頼されていて、区長選、都議補選の総括会議でも、『次の総選挙はどうする。谷川さんでいくなら、急いで準備したほうが良い』と意見が出されました」と話します。
大田区内でも、重要な争点に浮上しているのが、マイナ保険証導入に伴う保険証の廃止です。自民党現職の平将明氏は、IT政策の担当副大臣や、自民党のデジタル社会推進本部の本部長代理を務めるなど、「デジタル化」を政策の柱に据えており、マイナンバーカード押しつけと、保険証廃止でも、先頭に立って推進してきました。
谷川さんは、「障害がある人や、認知症、高齢の人などマイナカードの手続きがうまくできない人は、保険証廃止で、無保険扱いになる可能性もあります。国民皆保険制度の根幹を崩し、最も医療が必要な人たちを医療から遠ざけるなど許すわけにいかない」と批判します。
コロナ禍で見えた科学軽んじる政治
谷川さんは大田区内や東京各地をめぐって、総選挙は日本共産党の躍進で、日本の政治を大本から変えるチャンスと訴えています。
コロナ禍の中では、深刻な崩壊に直面した医療の現場に立ち続けてきました。
「日本の医療がいかに弱められ、生命を守る機能が失われてきたかを痛切に感じました。そして、日本において、科学にもとづく政策、政治がいかに軽んじられ、ないがしろにされているかをはっきりと示したのも、コロナ禍でした」
この間、日本共産党都委員会のコロナ対策本部長を務め、さらに2022年春からは、同党中央委員会の政策委員にも就いて、医療の現場の実態をコロナ対策などの政策に盛り込むよう、取り組んできました。「この1年半、医療の現場に関わる時間を増やせたことで、最前線で何が必要とされているのか、深くつかむことができました。それを、政策づくりの場に生かして、反映させることもできた」
「総選挙で、今度こそ国政に」の訴えに、力がこもります。
「保険証廃止について、サントリーの社長(経済同友会代表幹事)は『納期を守るのが重要』と発言しました。財界からのこういう圧力があるから、国民の反対の声があっても、政府は保険証廃止を延期したり、中止することができない。軍備を拡大して、日本をミサイル列島のように変えようとしているのも、アメリカの要求があるからです」と語る谷川さん。「共産党を伸ばして、財界とアメリカの言いなりの政治を変えることで、どれだけ社会を良くして、新しい日本をつくることができるか、希望をこそ語っていきたい。あわせて、人権後進国の日本で良いのか、人が大切にされる日本の実現も訴えていきます」
2面 葛飾区 公金不正流用の全容示せ 区長に代表が献金の法人
葛飾区の青木克徳区長が区の補助金を不正流用していた法人の理事長から寄付を受けていた問題を告発する「葛飾区政をただす会」(浅野正治代表)は、同法人が10年間で4億円を超える不正流用があったことが情報開示資料で新たに分かったとして、改めて青木区長に対し、2度目の公開質問状を提出し、説明責任を果たし、全容を明らかにするよう求めました。8日に開いた記者会見で明らかにしました。
ただす会が区長に質問状
この法人は「かつしか堀切保育園」を運営する社会福祉法人「葛飾会」。都選挙管理委員会が公表した2019~21年度の政治資金収支報告書によると、青木区長が代表を務める後援会が計130万円を受け取っていました。
ただす会の浅野代表は、7月26日に提出した公開質問状への青木区長の回答(7月26日付)について、1回目(7月20日付)と同様、献金は「法に則り処理している」としただけで、「具体的指摘に答えない不誠実なものだった」と批判しました。
その上で、青木区長が17年にもこの代表から15万円を受け取っていたこと、同保育園が17~21年度に保育園運営費6218万円余の公金を不正流用し、飲食や私的流用などに使われていたことをあげ、「公金を支出した葛飾区にも損害を与えた。法人代表に対して刑事告訴・告発を行い、真相究明と再発防止策を講じるべきだ。区長は事実を誠実に明らかにすべきだ」と訴えました。
青木区長は「葛飾会」理事長の他にも、区立学校の給食調理業務を受託している「藤江」の創業者や、区施設の改修工事を請け負っている「トーヨー建設」の代表者らからも献金を受け取っていました。公職選挙法は自治体と請負などの契約を結んだ当事者から、自治体の長の選挙に関しての寄付を禁止し、政治資金規正法は自治体から補助金などを受けた法人の政治活動に関する寄付を禁止しています。
浅野代表は「議会で調査特別委員会を設置するなど追及を期待している。会としての今後の対応は検討中だ」としました。会見には日本共産党の三小田准一、木村ひでこ両区議が同席しました。
3面 戦争の芽つぶすのは今 練馬区 暉峻淑子さん講演
戦争への動きが強まっているいま、貴重な戦争体験を語り継ごうと、練馬区の東京保健生協学園通り支部は19日、埼玉大学名誉教授の暉峻淑子さんを招いて、平和と音楽のつどいを開催しました。
練馬区 暉峻淑子さん講演
18回目となるつどいは、戦争体験を語り継ぐことを目的に、コロナ禍で一度だけ中止したものの、毎年開かれています。
戦後78年が過ぎ、体験を語ることができる人が少なくなるなかで、幅広い層が参加できるイベントを目指しています。
支部長の参沢幸夫さんは「ロシアとウクライナの戦争が始まって平和への関心は高まっているが、若い人たちの参加が少ない」と課題を語りました。
「平和への思いを語る~戦中、戦後、そして今思うこと」と題して講演を行った暉峻氏は、幼少期の戦争体験を語りました。暉峻氏は1928年の大阪生まれ。今年95歳になります。
戦争が激しくなるにつれ、40キロ行軍や竹やり訓練、防空壕堀などに、子どもも大人も次々と動員されていきました。
「賛成・反対」など議論する間もなく、国民みんなが巻き込まれていったと振り返りました。
暉峻氏の周りでも多くの人が亡くなり、また戦後も残された人は苦しんだと、いくつかのエピソードを語りました。
級友とさつまいも
小学校で共に学んだ級友が、「国のため」と周囲から推されて14歳で出征することになりました。何もなかった時代に、農家に何とか分けてもらったサツマイモをふかして、送る会をしてあげたのが精いっぱいでした。戦後、パーティーに参加する機会があっても、級友とサツマイモを思い出して楽しめないといいます。
子を見殺しに
戦後に久しぶりに会った姉の友人は、抜け殻のように感情のない人になっていました。2人の子を連れて空襲から逃げる途中で、倒壊した建物の下敷きになった1人をどうしても助けられませんでした。心は罪悪感でいっぱいで、死ぬまで苦しめられたそうです、と振り返りました。
優しかった先生が
中学の音楽教師が理由も言わないまま、突然退職しました。海軍に出征した息子が「返事が小さい」という理由で頭を殴られ、廃人になって帰ってきたことで、故郷で隠れて暮らすしかなかったといいます。
子どもを食べさせるために
近所の女性が暉峻氏の台所へ食べ物を盗みに入りました。それを見た暉峻さんの母親は戦後までそのことを言いませんでした。普通の人が犯罪に手を染める悲しい社会でした。
暉峻氏は、「戦争の芽は小さいときにつぶさないと、大きくなったらなすすべがなくなってしまうことを日本は経験済みだ」と語りました。
国家によって国民が殺されるというだけで、戦争に反対する理由には十分。「国民を戦争に引きずり込む政府をどんなことがあっても支持してはいけない」と力を込めました。












