有料WEB紙面版 2025年7月27日号

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※PDFの後に、各面のトップ記事などを一部、テキスト版で公開しています。

【1面】

  • 参院選「分断許さず希望の政治へ」 小池氏 自公少数で激動に 吉良氏3選、共産3議席
  • 日本共産党が報告街宣
  • 府中市 統一協会系「教会」を断念 危険性訴え4回の市民デモ
  • コラム・一分
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【2面】

  • 吉良さん当選に喜びの声
  • 吉良氏が当選あいさつ 「みんなで政治動かす」
  • 東京選挙区 上位候補の得票数、自治体別一覧
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【3面】

  • 陳情採択で事態動かす 府中市 統一協会系団体の教会断念 市民連絡会で運動3年半
  • 時給2000円を早期に 新宿区労連 最低生計費を調査分析
  • 江戸川区で「原爆展」 8月5日~10日
  • 【連載】「123便事故と空の安全」 JAL被解雇者労働組合(JHU)
  • 【コラム】教室の風
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【4面】

  • 戦争と差別、繰り返さない ハンセン病資料館 戦後80年でギャラリー展
  • 【連載】羽田浦写真帳 【連載】文学に読む日本人権紀行
  • みんなの広場、パシャ
  • (漫画)ママはminminギャルママ
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◆テキスト版◆

 以下に、各面のトップ記事などを一部、テキスト版で公開しています。

1面 参院選「分断許さず希望の政治へ」 小池氏 自公少数で激動に 吉良氏3選、共産3議席

 自民、公明与党が過半数を割るかどうかが最大の焦点となった参院選(補欠補充を含め改選125)が20日、投開票されました。結果は自・公合わせて47議席と選挙前から19議席減らし、非改選と合わせても過半数の125議席に届かず、衆院に続き参院でも少数与党に転落しました。日本共産党は東京選挙区で吉良よし子氏が3期目の当選を決め、比例で当選した小池晃、白川よう子両氏の2議席と合わせて3議席を獲得しました。非改選4と合わせて7議席となり、選挙前から4議席の後退となりました。

 午後8時過ぎ、吉良候補の当選確実の報が入った瞬間、事務所(渋谷区)は歓喜に沸き立ちました。

 吉良氏は「みんなで政治を動かしてきたことが勝利につながった。私一人の力ではなく、東京中のみなさんと共に勝ち取った勝利です」とあいさつ(2面掲載)。学費の無償化、入学金廃止、医療の充実、核兵器廃絶、戦争のない未来などの公約を必ず実現すると決意を表明しました。

 また、選挙戦を振り返り「外国人をはじめ特定の層に憎悪をあおり、デマをふりまき、レッテル貼りをして差別や分断をあおる候補者、政党が広がり続けるとは思いもしなかった」と述べました。

 その上で「人を傷つける政治はあってはならない」として、「かけがえのない大切な人生を守り抜く政治を実現するまで絶対に諦めない。差別と分断は必ずやめさせていく」と力を込めると、サポーターが「そうだ」の声と、共感の大きな拍手で応えました。

小池氏 論戦で流れ作った

 比例で当選確実が出た小池晃氏は、自民・公明与党が少数になる流れが生まれたのは、吉良候補をはじめ日本共産党が政治の問題点を徹底的に明らかにしてきたことが大きく貢献したと指摘。

 その上で、「これからの国会では自民党、公明党とも戦わなきゃいけないし、排外主義とは断固として戦うことになる。東京で吉良さんの議席を勝ち取れたことは、その戦いの大きな土台になる」と語りました。

東京選挙区 5回連続議席守る

 全国最多の立候補者数で大激戦となった東京選挙区(改選6+欠員1=任期3年=、投票率61・53%)。吉良候補は56万2443票(得票率8・1%)を獲得し、6位で当選。2013年から5回連続で共産党の議席を守りました。

 2議席は指定席と言われてきた自民党は、元スポーツ庁長官で新人の鈴木大地氏(得票率11・1%)が一位で当選したものの、6期目を目指した自民党参院会長の武見敬三氏(同5・1%)は落選しました。

 排外主義をあおる参政党のさや氏が2位で初議席、補完勢力の国民民主党は2議席を獲得。複数議席を目指した立憲民主党は補欠での1議席にとどまりました。維新の前職、音喜多駿氏は落選し、返り咲きはなりませんでした。

吉良氏 4自治体で1位

 得票を自治体ごとに見ると、文京区(得票率10・30%)、狛江市(同11・22%)、東久留米市(同12・48%)、清瀬市(同12・71%)は、いずれも1位、北区(同10・11%)、日野市(同10・31%)、国立市(同10・57%)、大島町(同12・90%)、御蔵島村(同10・40%)は2位でした。

2面 吉良氏が当選あいさつ 「みんなで政治動かす」

たくさんの声を寄せていただきながら、その声を必ず国会に届け抜くと訴え抜いた選挙でした。これまでの12年も「痛みに寄り添い、声を届ける」をモットーに、学生の学費無償化、入学金廃止、ブラック企業で苦しむ若い労働者、就活セクハラや性暴力の問題、コロナ後遺症、ライブハウスの問題、不登校など様々な声を国会に届けながら一歩一歩政治を一緒に動かしてきました。

 みんなで政治を動かしてきたことに新たな信頼をいただき、今回の勝利につながったと思っています。だから東京選挙区でのこの勝利は東京中の皆さんといっしょに勝ち取った勝利だと思っています。

 学費の無償化、入学金の廃止、医療の切り捨て許さない、核兵器廃絶を目指し戦争をさせない未来をつくるなど、公約に掲げたことを必ず実現していく決意です。そしてなんと言っても差別と分断は許さない。

 この選挙で、ここまで外国人をはじめとして特定の層に憎悪をあおり、デマをふりまき、レッテル貼りをして差別や分断をあおる候補者、政党が広がり続けるとは思いもしなかったことでした。当事者である外国籍のみなさんはもちろん、「次は私かもしれないから、何としてもこの差別を止めてほしい」と涙ながらに訴えてくださった何人もの方に出会いました。

 人を傷つける政治はあってはならない。子どもも大人も高齢者も、そして、日本人も外国人もどんな性別でも、マイノリティーや障害、病気がある人もなくても、この世には傷つけられていい人はひとりもいません。

 だから絶対にだれ一人取り残さない。みんながファーストであり、あなたのかけがえのない大切な人生を守り抜く政治を実現するまで絶対に諦めません。必ずこの6年間もみなさんと一緒に頑張り抜きます。差別と分断は必ずやめさせていくために頑張ります。

3面 陳情採択で事態動かす 府中市 統一協会系団体の教会断念 市民連絡会で運動3年半

 (1面参照)府中市晴見町に統一協会系の団体が教会を建設しようしていた問題は、府中労働組合総連合(府中労連)の議長で、一級建築士でもある甲田直己さんに2022年8月、「RSS協会という団体が何かつくろうとしているようだ」と、相談が寄せられたことで明らかになりました。

 甲田さんが建築確認の書類を取り寄せると、そこには「霊連世協会会長」を名乗る、足立区の女性の名前と住所が書かれていました。

 「霊連世」という言葉を調べると、霊感商法などさまざまな反社会的行為で被害を生んだ統一協会の創始者、文鮮明が2009年に明らかにした「霊界と地上界を一つにする」という教義として、各地の統一協会のホームページなどに載っていることがわかります。

 教会予定地に隣接する東京農工大の教職員組合からも、学生がカルト教団に巻き込まれることになるのではと心配の声が上がるなかで、甲田さんは府中労連議長として、女性に質問状を送ります。女性から返って来た回答には、いまも文鮮明を信奉していることや、教団からは除名され、別団体で統一協会とはかかわりがないことなどが記されていました。

 その後も2回にわたって、追加の質問状を出しますが、回答はありませんでした。甲田さんは、「別団体と言うなら、どのような教義を持っているのかを示すよう求めたが、答えはなかった。最初の回答で、今も文鮮明を信奉しているとしており、カルト教団としての本質は変わっていないと捉えざるを得ない」と振り返ります。

放置改善に絞って

 甲田さんは、さまざまな立場の市民と連携して、「カルト教団NO!府中市民連絡会」を結成。教会建設の危険性を市民に知らせるデモなどに取り組んできました。

 市議会には統一協会との絶縁宣言を求める陳情を提出したほか、市長への公開質問状なども出しますが、市や市議会の動きは、鈍いままでした。甲田さんは、「隣の多摩市では、統一協会が施設を建設しようという動きに対し、市長を先頭に、断念を求めて動いている。府中市や市議会は、宗教団体には口を出せないと、及び腰の姿勢を続けてきた」と話します。

 市民連絡会で話し合い、今年2月、市議会に、工事現場に不衛生な水たまりが放置されていることや、法的に必要な掲示がされていないことなど、工事現場の放置の改善を市が建築主に指導するよう求めることに限定した陳情を提出しました。要求を絞ったことで、多くの会派が賛成に回り、陳情は採択されました。

 陳情が採択されて3カ月ほどが経ち、市がどのように対応しているのかをただす申し入れをするなかで、今回の建設断念の回答がありました。甲田さんは「府中市にカルト教団はいらないという本質的な要求を掲げて粘り強くたたかうとともに、より幅広い市民の要求を踏まえて“ハードルを下げた”陳情を提出し、事態を動かすことができたのが、大きな経験であり教訓です」と強調します。

 霊連世協会は、晴見町の別の場所に、居住用の建物を取得しており、そこには人の出入りが続いています。甲田さんは「この建物で反社会的な活動がされていないか、引き続き監視をしていきたい」と話します。

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