内臓揺らす振動、何時間も 横田基地オスプレイ 防衛省要請も訓練激化〈2022年4月10日号〉

 横田基地のフェンス横に住む瑞穂町の住民が、住宅の目の前で繰り返される米軍特殊作戦機CV22オスプレイの訓練に苦しんでいます。事態を重く見た防衛省が2月に、「抜本的な措置」を要請しても、米軍は意に介さないまま。訓練は減ることなく、さらにひどくなっていると住民は憤ります。

 住民と家族に話を聞くと、とりわけ苦痛を感じるのが、家から100メートルも離れていないところで、爆音と振動を出し続けるホバリング(空中静止)訓練だといいます。

 日中は仕事で外出しているという妻は、「週に何度も、夕方から夜10時近くまで数時間も飛行やホバリングの訓練を繰り返します。騒音と振動で、夫は睡眠障害や、レストレスレッグス症候群(足に不快なムズムズ感が続く症状)が出ています。私も、家に帰る時、今日もオスプレイがいるだろうかと、恐怖を覚える」と話します。

 この住宅の目の前で繰り返される訓練について、東京民報は2018年11月18日付でも報道しています。日本共産党の国会議員、地方議員らが繰り返し、防衛省などに中止を求めてきたほか、瑞穂町も見直しを要請していますが、米軍は訓練を繰り返しています。

自宅の前はやめて

爆音とともに横回転しながら低空でホバリングするオスプレイの動画=内野直樹武蔵村山市議撮影

 日本共産党の大坪国広瑞穂町議とともに住民からの相談にのってきた、武蔵村山市の内野直樹市議が、偶然、住宅を訪れた時に撮影した動画には、オスプレイが横に360度回転しながら、低空でのホバリングを続ける独特な飛行訓練の様子が映っています。内野市議は「会話ができないほどの爆音に加えて振動がすごい。内臓まで振動しているイメージで、アスファルトの掘削作業を全身で受け止めているようだった」と語ります。

 住民は、「振動の影響で、家にはあちこちにヒビが入ったうえに、最近はドアの鍵も開きにくくなってきた。付けている記録を見ると、今年は特に訓練の回数が多く、ひどい。米軍が訓練をしなくてはいけないのは分かるが、何とか、自宅の目の前でのホバリングはやめて欲しい」と憤ります。

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